開講学期
Course Start
2009年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
材料物性工学専攻
対象学年
Year
2
必修・選択
Mondatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義と課題
授業科目名
Course Title
固体相転移学
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
岸本 弘立
教員室番号
Office
K212
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5615
連絡先(E-mail)
E-mail
hkishi@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
月曜日の10-12時
授業のねらい
Learning Objectives
火力・原子力発電システムに用いられている高クロムフェライト・マルテンサイト鋼を題材に、実用材料における相変態や転位蓄積、析出挙動といった微細組織的な変化と材料特性との相関や、熱および高エネルギー粒子による固体構造と特性への影響について学ぶ。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1 フェライト・マルテンサイト鋼に関する状態図・冷却曲線を理解する
2 熱・粒子線照射誘起の固体構造および相変化について理解する
3 高クロム鉄鋼材料における微細組織と材料特性の基本的な関係について理解する
授業計画
Course Schedule
第1週 講義の全体像の説明
第2週 高クロムマルテンサイト鋼とは
第3週 高クロム鋼の状態図と冷却曲線
第4週 高クロム鋼の熱的安定性
第5週 酸化・腐食・共存性について
第6週 水素同位体効果
第7週 接合
第8週 高クロム鋼の寸法安定性 と粒子線照射効果
第9週 高クロム鋼のクリープ挙動
第10週 引張特性に及ぼす熱および粒子線照射効果
第11週 高温におけるヘリウム脆化
第12週 衝撃特性
第13週 破壊靱性
第14週 疲労特性と疲労クラックの進展
第15週 まとめ
教科書
Required Text
High Chromium Ferritic Martensitic Steels for Nuclear Applications; R. L. Klueh, D. R. Harres, ASTM を中心にプリントを配布
参考書
Required Materials
High Chromium Ferritic Martensitic Steels for Nuclear Applications; R. L. Klueh, D. R. Harres, ASTM #
材料組織学;杉本孝一、長村光造、山根壽己、牧正志、菊池潮美、落合庄次郎、村上陽太郎、朝倉書店、図書館所蔵 #
核融合炉材料;井形直弘(編)、培風館、図書館所蔵  
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
授業中の質疑応答、演習およびレポートで評価。
100点満点の60点以上を合格とする。
履修上の注意
Please Note
教員メッセージ
Message from Lecturer
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
関連科目
Associated Courses
学部の熱力学、材料科学Aおよび材料科学B
備考
Remarks