開講学期 | 2008年度 後期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 全専攻1年 |
対象学年 | 1 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義及び演習 |
授業科目名 | メンタルへルス特論 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 蔵本信比古 |
教員室番号 | M204 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5851 |
連絡先(E-mail) | kuramoto@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 火曜9:00〜11:00 |
授業のねらい | メンタルヘルス(精神保健)は極めて広範な領域であるが、ここではことばの進化、情動、コミュニケーション、心の理論などについて、主として心理学的な観点から学ぶ。なお、より理解を深めるため最近の脳科学の知見も適宜参照する。 |
到達度目標 |
次の各事項を到達の目標とする。 A.ことばや情動の背景を理解し、日常生活のコミュニケーションに役立てることができる。 B.社会性について理解し、日常生活の対人交流に役立てることができる。 C.将来のリーダーとして、対人関係を支えるものに気づくことができる。 |
授業計画 |
第1回:講義「脳科学と心理学1)」〜脳機能局在論〜 第2回:講義「脳科学と心理学2)」〜脳関連の心理学的症状〜 第3回:講義「ことば、それ以前」〜歌うネアンデルタール人〜 第4回:講読「脳のなかの幽霊、ふたたび見えてきた心のしくみ」〜同名のテキスト第5章「神経科学−新しい哲学−」を中心に講師が概略を紹介する〜(以後第12回まで複数の受講者で各章を分担して講読を進める) 第5-6回:講読「第1章 脳の中の幽霊」 第7-8回:講読「第2章 信じることと見ること」 第9-10回:講読「第3章 アートフルな脳」 第11-12回:講読「第4章 紫の数字、鋭いチーズ」 第13回:講義「マインドブラインドネスと心の理論」 第14回:講義「心と脳」 第15回:講義「精神の自由」 |
教科書及び教材 |
「脳のなかの幽霊、ふたたび見えてきた心のしくみ」ラマチャンドラン著(角川書店:2005年:1575円) |
参考書 |
「歌うネアンデルタール人」ミズン著(早川書房:2006年:2310円) 「自閉症とマインドブラインドネス」バロン−コーエン著(青土社:2002年:2730円) 「心の理論」子安増生著(岩波書店:2000年:1260円) |
成績評価方法 |
平常点50点、レポート50点とします。60点を持って合格とします。 |
履修上の注意 | なし |
教員メッセージ |
講読はテキストの字句の疑義解釈ではなく、一つのプレゼンテーションと考えてください。自分なりに触発され感じたことを、自由な形式で発表していただき、議論ができたらいいと思っています。 |
学習・教育目標との対応 |
<JABEEの学習・教育目標との関連> 基準1-(1)-(g)自主的、継続的に学習できる能力 |
関連科目 | なし |
備考 | なし |