開講学期 | 2008年度 後期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 全学科 |
対象学年 | 1 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義/意見交換/討論 |
授業科目名 | 国際関係論特論 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 酒井哲也 |
教員室番号 | N203 |
連絡先(Tel) | 電話番号:0143(46)5881 |
連絡先(E-mail) | sakait@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | (授業日に合わせ設定) |
授業のねらい |
現在、産業界のグローバル化が進む中で、格差が広がり、嘗ての名門企業でさえ、存続が危ぶまれるほど熾烈な競争社会に突入している。また、日本外交も多くの問題を抱え、戦後60年以上経った今でも、存在感を発揮するには到っていない。 最初に、産業のグローバル化に関して、自動車/航空機を中心に学び、日本の強みを理解する。次に、各国で発生した民族問題/国際問題を取り上げ、今後の展開について考察する。最後に、混迷する日本の外交問題を取り上げ、この難局を如何に切り抜け、良好な国際関係を築いて行けるか、正解なき難問に取り組み共に考える。 |
到達度目標 |
1. グローバル企業の代表である日本の自動車/航空機産業の実態を理解し、研究者や技術者の卵として、たゆまないイノベーションの大切さを体得する。(解析力) 2. 各国の利害が絡む複雑な国際問題に関して、その背景を理解つつその本質を見抜き、自分の意見として纏めることが出来る。(理解力/洞察力) 3. 国際問題に関して、異文化理解と交流促進の重要性を認識し、問題解決の新たな可能性を探る。(論理力) |
授業計画 |
第1週目 シラバスの説明, 日本の自動車産業の拡販と米国の衰退 第2週目 開発途上国の自動車開発力と日本の関わり 第3週目 欧米の航空機産業における日本の関わり 〔第1回レポート〕 第4週目 カンボジアにおける民族粛清問題と日本の復興支援 第5週目 第二次大戦中のホロコーストと中東紛争 第6週目 トルコにおけるクルド人弾圧とEU加盟問題 〔第2回レポート〕 第7週目 ミャンマーの民主化問題と日本の関わり 第8週目 ASEAN共同体構想と日・中の関わり 第9週目 中国自治区の民族問題 〔第3回レポート〕 第10週目 日・中・韓の領土問題 第11週目 日・中の食の安全問題 第12週目 日・中の環境問題 〔第4回レポート〕 第13週目 6カ国協議と拉致問題 第14週目 国連における日本の影響力拡大 第15週目 今後の日本外交の狙い 第16週目 定期試験 |
教科書及び教材 | 授業は、パワーポイントによるプレゼンがメイン。実際の開発事例を多く取り扱う。資料は必要に応じて配布する。 |
参考書 |
* 清水美和著「中国問題の内幕」ちくま新書¥740, 2008年 * 岡崎久彦著「この国を守るための外交戦略」PHP研究所[PHP新書]¥756, 2007年 *その他 |
成績評価方法 | 60点以上を合格とする。その成績は,定期試験60%,レポート40%の割合で評価する。レポートに関しては、基本的に3回目の講義が終わった毎に課す。更に、次回の授業の始にその内容について皆で討論し、前向きな発言を評価する。レポートの内容に関しては、質問の要点を外さず、背景を理解した上で、自分の考えを明示できているものを、高く評価する。 |
履修上の注意 |
1)70%以上の出席が必要(授業カードにて出席を取る)。 2)授業中及びオフィスアワーなどでの質問も大歓迎。 3)特別の理由がある場合を除き、再試験は行わない。 |
教員メッセージ | グローバルな開発競争と国際問題を共に学ぼう。 |
学習・教育目標との対応 | |
関連科目 | 国際関係論(学部) |
備考 |