開講学期 | 2008年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | M1全学科 |
対象学年 | 1 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 演習 |
授業科目名 | 異文化コミュニケーション |
単位数 | 2 |
担当教員 | M,クラウゼ=小野 |
教員室番号 | N-658 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5839 |
連絡先(E-mail) | k-ono@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 木曜日の10:25〜11:55。そのほかの時間でも研究室にいる時はいつでもどうぞ。 |
授業のねらい | 自他の文化に関する考察を行い、特に文化間の摩擦を生み出す背景を探る。 |
到達度目標 |
ディスカッションやロールプレイ、時にはシミュレーションといった方法を用いながら、最近の経済事例に取り組むことで、 − 文化の意味とその由来。 − 文化とコミュニケーションの結びつき。 − ステレオタイプの成立理由とそれがもたらすもの。 − 異文化間の交流において起こり得ること。その際の対処方法。 等に関する認識を深め、異文化コミュニケーションの知識・能力を身につけてもらうことが本講義の目標とするところである。 |
授業計画 |
1 週目: 授業の概要説明。異文化コミュニケーションの知識に関するセルフテスト。 2 週目: 文化とは一体何なのか? ハイカルチャーと社会環境。閉じられた文化と開かれた文化。形作られたものとしての「文化」の意識化。異文化コミュニケーションの「異」に内包される問題。自己認識。 3 週目: コミュニケーションとは何か? それは単なる情報交換あるいはキャッチボールに類したものなのか? コミュニケーションの6種類のコンステレーションとその様々な方法。 4 週目: コミュニケーションの無意識的非言語的形態の例。 5 週目: 我々の無意識的行動に見られる文化の束縛。認識の機能。「価値」について。 6 週目: パーセプタとコンセプタ。文化は我々にどう認識され、どう説明されるのか。我々に見えるものと見えないもの。 7 週目: 集団の記憶とその機能。コミュニケーションの所産としての文化。その文化の形成について。 8 週目: 未知の人やものとの付き合い方。自己イメージ − 他者イメージ − メタイメージ。 9 週目: カテゴリー − ステレオタイプ − 偏見 − 差別。我々の中にあるステレオタイプと偏見が浮かび上がらせるものとは。 10 週目: あいまいさの耐性とは何か。 11 週目: ロールディスタンス、共感、メタコミュニケーション。 12 〜 13週目: 幾つかの経済事例を検証しつつ、異文化間に生じる問題の解決の可能性を探る。 14 週目: マルチカルチュラリズムとインターカルチュラリズム。あるいは並存から相互性、 ジンテーゼからシナジーへ。 15 週目: 異文化コミュニケーション能力についてのまとめとセルフテスト。 |
教科書及び教材 | 授業に必要な資料は適宜プリントとして配布する。 |
参考書 | |
成績評価方法 | 提出レポートによって評価を行う。 |
履修上の注意 | 欠席は三回迄。 |
教員メッセージ | 授業が真に成立するか否かはひとえに受講者の参加意欲の有無にかかっています。積極的参加を強く希望します。 |
学習・教育目標との対応 | |
関連科目 | ドイツの文化、ヨーロッパの文化 |
備考 |