開講学期 2008年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 全学科
対象学年 3
必修・選択 選択
授業方法 講義/意見交換
授業科目名 国際関係論
単位数 2
担当教員 酒井哲也
教員室番号 N203
連絡先(Tel) 電話番号:0143(46)5881
連絡先(E-mail) sakait@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー (授業日に合わせ設定)
授業のねらい 自動車産業/航空機産業はグローバル企業の典型である。最初に、両産業を取り上げ、日本と諸外国との関係を理解すると同時に、21世紀のエンジニアに求められるものづくり感覚の大切さを学ぶ。次に、負の遺産であるジェノサイド(民族粛清),各国の利害が激突する外交問題他を取り上げ、日本のあるべき姿を、共に学習する。
到達度目標 1 日本の物作りへの関心増大
2 民族問題/国際紛争への理解増大
3 日中韓(含む北朝鮮)の軋轢問題の認識と提案
4 日本外交の問題点の認識と提案
授業計画 (10/02)第1週目 シラバスの説明,
            自動車産業1:グローバル化と日本車の拡販
(10/09)第2週目 自動車産業2:開発途上国の自動車開発と日本の関わり
(10/16)第3週目 航空機産業 :欧米の開発競争における日本の関わり
    〔第1回レポート〕

(10/23)第4週目 民族問題1:ポルポトの犯罪(Tuol Sleng刑務所他)
(11/06)第5週目 アフリカ角地域の紛争問題:エチオピア元大使/JICA元監事庵原様(横浜国大客員教授/
                            松陰大学教授)による特別講義
(11/13)第6週目 民族問題2:ナチスの殺戮(ホロコースト強制収容所他)
(11/20)第7週目 民族問題3:クルド人弾圧(トルコ・イラク・イランに散在する祖国を持たない最大の民族に
    〔第2回レポート〕   ついて)  
    
(12/04)第8週目 ミャンマーの民主化問題
(12/11)第9週目 ASEANの拡大と東アジア共同体構想
(12/18)第10週目 日本の国連受任理事国入り問題
    〔第3回レポート〕

(01/15)第11週目 日・中・韓・歴史教科書問題
(01/22)第12週目 日中・日韓・領土問題
(01/29)第13週目 北朝鮮による日本人拉致問題
    〔第4回レポート〕

(02/05)第14週目 日本の国際貢献と外交問題
(02/12)第15週目 まとめ,演習問題
(02/19)第16週目 定期試験
教科書及び教材 授業は、パワーポイントによるプレゼンがメイン。実際の開発事例を多く取り扱う。資料は必要に応じて配布する。
参考書 *レポートに関する参考資料は、必要に応じて配布する。
*鳥海 靖著「日・中・韓・露 歴史教科書はこんなに違う」,扶桑社¥1,600  
成績評価方法 100点満点中60点以上を合格とする。その成績は,定期試験60%,レポート40%の割合で評価する。レポートに関しては、基本的に3回目の講義が終わった毎に授業中に課し、約30分で自分自身の考えを纏め提出する。レポートは、質問の要点を外さず、背景を理解した上で、自分の考えを明示できているものを、高く評価する。(考え方の違いは問わない。)
履修上の注意 1)授業中及びオフィスアワーなどでの質問も大歓迎。
2)特別の理由がある場合を除き、再試験は行わない。従って、不合格者は再履修しなければならない。
3)授業カードによる出席を取る。
教員メッセージ めまぐるしく変化する国際問題を共に学ぼう。
学習・教育目標との対応 この授業の単位修得は、JABEE基準1(1)の(a):地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養、に対応している。
関連科目 なし
備考