開講学期 2008年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 全学科
対象学年 1
必修・選択 選択
授業方法 講義
授業科目名 西洋の歴史 (後半8週)
単位数 1
担当教員 奥野恒久、求馬久美子
教員室番号 非常勤講師控室
連絡先(Tel) 緊急の用事がある場合には、窓口教員の奥野まで、ご連絡ください。
なお、奥野研究室は今年度中は、V-408で、電話番号は0143−46−5821です。
連絡先(E-mail) motome@mmm.muroran-it.ac.jp 
オフィスアワー 講義終了後
授業のねらい 本授業では,ドイツの第二帝政からナチ体制に至る近現代史の歩みをとりあげる。ドイツは現在のヨーロッパ連合を最も熱心に支える中心国の一つであり、ヨーロッパ統合への動きは、この国が近現代史において味わった苦い経験と不可分に結びついている。こうしたドイツの経験とその克服のための努力を知ることは、現在同様な課題に直面しているわが国にとっても意義あることと考える。このような観点から、本授業では、ヨーロッパ統合へ向けたドイツの取り組みの歴史的背景について、基礎的知識を得ることをめざす。
到達度目標 (1)第二帝政からワイマール共和国の崩壊に至るまでの流れについて把握する。
(2)近現代におけるドイツを取り巻く国際環境について知識を得る。
(3)ナチ運動の展開と特質について把握する。
授業計画 週    授業内容等                        備考
1週目  ガイダンス:シラバスの説明等            序章(教科書)
2週目  第二帝政(1)                       14〜17章
3週目  第二帝政(2)                   14〜17章
4週目  第一次世界大戦、ワイマール共和国の時代(1) 17〜18章            
5週目  ワイマール共和国の時代(2)            18章、コラムD
6週目  ナチスの台頭                       19章
7週目  ナチ運動の特質                     19章、20章
8週目  まとめ
教科書及び教材 【教科書及び教材】
木村靖二 編 『ドイツの歴史』(有斐閣アルマ) 有斐閣 2000年 1800円。
なお、講義内容をまとめたレジュメと参考資料を毎回配布する。
参考書 専門的な領域をカバーするものとして、成瀬治 他編『世界歴史体系 ドイツ史』全3巻、山川出版社がある。

 
成績評価方法 定期試験によって判断する。形式は授業中に説明する。100点満点中60点以上を合格と、不合格者は再履修していただく。
やむを得ない事情によって試験を欠席したものに対しては、別途レポートを課す。
履修上の注意 1.80パーセント以上の出席が必要(未満の場合は非履修とみなす)。
2.授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。
3.再試験は行わない。
4.成績評価を含めた重要事項の説明とそれに関する質問等を第1週目に行うので、履修希望者は第1週目は必ず出席することが望ましい。
5.この講義は全8回で構成される。
教員メッセージ 授業内容は近現代が中心ですが、歴史では流れが大切なので、授業期間が始まるまでに1度教科書を(最後まで)通読しておくことがその後の授業内容の理解の助けになります。その上で毎回聴講前に該当部分を再度読んで授業に臨んでください。毎回配布する講義レジュメに、授業を聴いて重要と思われた点を書き込んだりして、自分なりのノートに仕上げ、定期試験に活用してもらえれば良いと思います。
この授業が皆さんにとって、単にヨーロッパについての歴史的知識の獲得にとどまらず、私達の国が直面する問題とその克服の道についても、それぞれの考えを深めるきっかけになればと思っています。
学習・教育目標との対応 JABEE基準
(a)地球的視点から多面的に物事を考える能力
(b)技術者が社会に対して負っている責任に関する理解
関連科目 「市民と公共」コースのヨーロッパ史
備考