開講学期 | 2008年度 前期 |
授業区分 | 集中講義 |
対象学科 | 全学科 |
対象学年 | |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 演習 |
授業科目名 | 地域再生システム論 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 眞境名達哉 |
教員室番号 | 真境名達哉(Y-605) |
連絡先(Tel) | 真境名教官室:0143-46-5257 |
連絡先(E-mail) | 真境名達哉(majikina@mmm.muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー | 真境名(月曜日、火曜日) 12:00 〜 12:30 |
授業のねらい | 地域を再生すること、それは日本だけではなく諸外国においても急務となる課題である。しかし地域再生を成功に導くことは容易ではない。地域の課題も多々あれば、地域再生のアプローチも多々あるからだ。一方でこれら多様な切り口は、地域再生を考える、そして実践する可能性も広げている。本講義では地域再生、まちづくりにおいて最先端で、実践的・学術的に活躍されている講師を招き、多様な視点での地域再生のヒントを得ることを目的としている。これらの視点から、産業の取り組み、学術的分析方法の提示、国家の戦略的視点をそれぞれ提示し、これらの関係を講師が整理しながら、受講生(学生・市民・自治体職員)に学術的・実務的な実現可能な地域再生の方策をシステム論的に教育する。 |
到達度目標 |
地域再生に関わる様々なアプローチの把握。 またそれらを実践的な知識として、少しでも応用化できるようになることを到達目標とする。 |
授業計画 |
初日は現在小樽・室蘭地域で抱えている問題点・現状を産業界の識者による問題提起と工場見学を含めた企業の活動のへの理解を目的とし受講生に共通の問題意識を醸成させる。 2日目は行政担当者に国家戦略を説明してもらい、より実現可能な実践的解決策を受講生が提示できるよう考察する。 3日目はこれら視点を解明するための学術的な分析法を学生に提示する。最後に、受講生が解決策を策定し、学生が発表し、自治体職員の教員が評価を加える。 *下記の<>内は予定している講師です。 講義日程: 9月20日(土) 1. ガイダンス<岸理事、大矢理事> 2. 地域産業の分析 <北洋銀行幹部> 3. ものづくりの現場 <日本製鋼所>(工場見学) 4. 産業観光の実践 <NPO室蘭再生>(工場見学) 9月21日(日) 5.地域再生・特区制度、事例<内閣官房・内閣府> 6.観光戦略 <国交省 観光戦略担当者> 7.産業振興 <内閣官房・内閣府> 8.食ブランド <農水省> 9月22日(月) 9.ブランド戦略 <小樽商大・伊藤> 10.観光戦略 <小樽商大・李> 11. アートによるまちづくり <美術系大学> 12. ものづくりによるまちおこしの実践<室蘭工大・真境名> 9月23日(火) 13.学生ディスカッション1 14.学生ディスカッション2 15.講評会 自治体関係者参加 注)外部講師の関係で、内容の変更が生じる可能性あり |
教科書及び教材 | 随時資料配付 |
参考書 | |
成績評価方法 |
レポートを中心に下記のように評価する。 秀でた優(点数100-90):授業について秀でた理解力を有し、その理論を応用して様々な当該課題ついて秀でた分析をしている。 優(点数89-80):授業内容をほぼ理解しており、当該課題確実に説明できるようなる基礎知識を有している。 良(点数79-70):授業中に明示する重要なポイントを理解しており、問題については、常識的な認識をしている。 可(点数69-60):授業内容の大体の流れを掴んでおり、問題について間違った理解をしていない。 なお講義、見学、ディスカッションへの取り組みも評価に加味する。 |
履修上の注意 |
集中講義となります。 また見学ではバスをチャーターするなどします(料金など無料の予定)ので、受講者は講義近くなりましたら学内掲示などに注意してください。 また100名を受講者定員と考えています。それを超えた場合は、人数の調整を行いますが、それらも含め、学内掲示します。 |
教員メッセージ |
講義は、昨年から行われている小樽商科大学との連携講座です。本年度は室蘭で開催することになり、小樽商大の学生も多数参加する予定です。 第一線で活躍されている行政担当者による講義の他、現場見学、学生同士のディスカッション、そして室蘭市らの自治体へのプレゼンテーションと密度の高い充実した授業科目となっていますので、多くの方の受講を待っています。 |
学習・教育目標との対応 | 未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し、将来にわたつ豊かな能力を身につける。 |
関連科目 | 特になし |
備考 |