開講学期 | 2008年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 全学科 |
対象学年 | 4 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義および演習 |
授業科目名 | 異常心理学 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 前田 潤 |
教員室番号 | Y207(総合研究棟2階)前田教官室 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5823 |
連絡先(E-mail) | maedaj@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | (火)3・4講時目 |
授業のねらい |
我々の人間に対する正常異常を判断する判断基準を捉え直すことからはじめ、人間の行動異常について環境条件等から多面的に学ぶ。 本講義では特に自然災害に於ける災害体験、避難所生活に焦点を当て、避難所生活を擬似的に体験し、正常反応としてのストレス反応とその軽減方法、実際的な災害ストレスの軽減策について体験実習に基づいて学生自身が考察し、提案してもらうことを狙いとする。 |
到達度目標 |
人間の行動異常についての基本的知見を学び、人間理解の視野を広げる。 擬似的避難体験を通じて、被災体験を契機とするストレスの軽減策について柔軟に発想することを期待したい。 グループワークに取り組み発表を行い、討議討論の能力を高める。 |
授業計画 |
1)異常とは何か(正常異常の判断基準) 2)様々な行動異常 3)自然災害の事実 4)災害への備え 5)擬似的避難生活体験 6)避難生活の軽減への提案 避難生活の擬似的体験とそれに基づくグループ討議が本講義のトピックである。 そのため、講義時間に縛られず、参加学生と日程を調整して講義計画を立てる予定である。 |
教科書及び教材 | 必要な情報はプリント等で配布する |
参考書 | デビソン/ニール「異常心理学」誠信書房が役に立つ |
成績評価方法 | 毎回の小レポート(3割)避難所生活の疑似体験に基づくレポート(7割)で100点満点中60点を合格とする |
履修上の注意 |
避難生活の疑似体験は、夜から朝までかけて行うが、これへの参加は必須であるので、注意されたい。 なお、不合格者は再履修をして下さい。 |
教員メッセージ | しばしばグループワークを行うので、グループでの討議や討論に積極的かつ協力して取り組んでもらいたい。 |
学習・教育目標との対応 |
人文科学的視点を養い、心の豊かさとは何かを問う力と知識を身につけることに対応し、特に環境と人との関わりを自然災害をテーマに考え、安心できる環境の構築、防災や減災という観点を体験に基づいて考える機会を提供する。 また、グループワークを通じて、他者とのコミュニケーション能力、討論や議論の仕方を高める。 <JABEEの学習・教育目標との関連> 日本語による論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力および国際的に通用するコミュニケーション基礎能力 |
関連科目 | こころの科学/現代心理学/認知科学論/認知科学の諸問題 |
備考 |