開講学期 | 2008年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 |
建設システム工学科 機械システム工学科 電気電子工学科 材料物性工学科 応用化学科 |
対象学年 | 1 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | インター・サイエンスC(情報) (前半) |
単位数 | 1 |
担当教員 | 佐藤一彦、板倉賢一 |
教員室番号 | V510 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5424 |
連絡先(E-mail) | itakura@csse.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 月曜日 16:15〜17:45 |
授業のねらい | 情報技術の中核であるコンピュータとネットワークの基本について学びます。あわせてコンピュータやネットワークの利用が著しく進んでいる分野、コンピュータとネットワークが直面している困難な問題とその解決に向けた最近の動きについて紹介します。 |
到達度目標 |
以下の3つの目標を修得できることが、単位認定の基準になります。 1.選択した科学技術にどのようなものがあるのかを説明できる。 2.選択した科学技術が、社会においてどのように活用され、私たちの 生活への関わりを説明できる。 3.選択した科学技術の将来について自分なりの考えを説明できる。 |
授業計画 |
授業は1週ごとに一つの題材を設定し、情報分野の基礎であるコンピュータ・サイエンスと実際に利用されているコンピュータやネットワークにそれがどのように実現されているかに注目しながら進めていきます。 第1週 計算機システムの発達と仕組み 計算機械の出現と発達、アナログ形計算とデジタル形 計算、コンピュータシステムの動作と基本構成 第2週 コンピュータにおける情報の表現 10進法と一般的数体系、コンピュータに用いる数体系、 数値、文字、画像、音声のデータ表現 第3週 コンピュータにおける演算の仕組み ブール代数と論理演算、論理回路と順序回路、加算、乗算、比較 第4週 ソフトウェア ソフトウェアの体系と役割、基本ソフトウェア、 共通応用ソフトウェア、プログラミング 第5週 CGとCAD/CAM 画像・映像の作成技術と利用技術、2D-CG、3D-CG、 立体のモデリング 第6週 ニューラルネットワーク コンピュータと脳の情報処理、脳の動作と機能、 人工ニューラルネットワーク 第7週 コンピュータネットワーク データ通信、コンピュータネットワークの通信規約、 LAN、インターネット 第8週 情報セキュリティ 暗号と認証、共通鍵暗号、公開鍵暗号 |
教科書及び教材 | 適宜、プリント等を配布する。 |
参考書 |
石原秀明ほか:コンピュータ概論−情報システム入門、共立出版、2001年 小笠原実:情報科学概論、ムイスリ出版、2004年 茂木健一郎、田谷文彦:脳とコンピュータはどう違うか、講談社、2003年 池谷裕二:進化しすぎた脳、朝日出版社、2004年 |
成績評価方法 | 授業ごとに15分程度の小テストを行い、小テストの配点を5点X8回=40点とします。8週の授業後、課題を設定し、リポートの提出を求めます。リポートの配点を60点とします。小テストとリポートの総配点100点に対して、60点以上の得点を合格とします。 |
履修上の注意 |
各学科の教育目標は学生便覧に記載されています。 欠席は認められません。やむを得ずして欠席するときは、事前に担当教員に申し出て下さい。 不合格者は,再履修となります。 |
教員メッセージ | コンピュータの誕生から現在の情報通信技術に至る道のりは、コンピュータ・サイエンスで画期的な着想を得たサイエンティスト達と、そのアイディアをコンピュータや通信機器のハードウェアとソフトウェアとして作り上げ、改良に次ぐ改良を重ねた技術者達のドラマに満ちあふれています。現在のコンピュータと情報技術について、ときには歴史を遡り、またときには未来を展望しながら、私達の置かれている現在と未来とのかかわりを考えてみませんか。 |
学習・教育目標との対応 |
建設システム工学科(土木コース・建築コース) (A) 未来をひらく科学技術者に必要となる総合的な理工学知識を習得する。 (C) 未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し、将来にわたって豊かな能力を身に付ける。 機械システム工学科 本科目は機械システム工学科学習・教育目標の(A)-1:自然科学的視点だけでなく,人文科学的あるいは社会科学的な視点から物事を多面的に見る能力の修得に対応します。 電気電子工学科 この授業の単位修得は、学科の学習・教育目標の、 (H-2)人文科学、社会科学など他分野に関連する知識を習得し、社会や自然と技術のかかわりについて考えることができる能力 に対応しています。 材料物性工学科 この授業の単位修得は、JABEE基準 (1) (c)数学、自然科学および情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力に対応し、コース目標においては、応物コースは(D)理工学基礎、材料コースでは(C)工学基礎に対応する。 応用科学科 この科目は、応用化学コースの学習・教育目標のA)およびE)の達成に寄与します。 A)語学、数学、自然科学、及び情報技術等の基礎知識を身につける。 E)広く世界に情報を求め、人と自然の調和を考えた科学技術を展開できる力を身につける。 |
関連科目 | |
備考 |