開講学期 2008年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 電気電子工学科
対象学年 1
必修・選択 必修
授業方法 講義及び演習
授業科目名 電気数学V
単位数 2
担当教員 関根ちひろ
教員室番号 F302
連絡先(Tel) 0143-46-5551
連絡先(E-mail) sekine@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 水曜日 16:00〜18:00
金曜日 16:00〜18:00
授業のねらい 電磁気学への数学的な準備を行い,「場」の考え方を理解する。
到達度目標 1.スカラー場とその勾配について説明できる(20%)
2.ベクトル場とその湧き出し・回転について説明できる(20%)
3.線積分・面積分・体積分とその変換の物理的意味について説明できる(30%)
4.ベクトルを用いた演算・微分・積分の計算ができる(30%)
授業計画 1回目 ベクトルとスカラーの違い
2回目 ベクトルとはどんな量か
3回目 スカラー積とベクトル積
4回目 ベクトルどうしの積の意味
5回目 場は何によって定義されるのか
6回目 場の概念に慣れよう
7回目 場の微分のとらえ方
8回目 grad, div
9回目 rot
10回目 やさしい場の微分
11回目 線積分・面積分・体積分
12回目 ガウスの定理がわかる
13回目 体積分を面積分におきかえる
14回目 ストークスの定理をつかむ
15回目 線積分を面積分でおきかえる
16回目 定期試験
教科書及び教材 高木隆司著 「キーポイント ベクトル解析」 岩波書店(ISBN4-00-007863-1)  2200円
参考書 図書館,書店にはベクトル解析に関する名著がたくさん揃っています。少し内容がわかってきたら,それらについてもチェックしてみてください。  
成績評価方法 60点以上を合格とする。その成績は,定期試験週間に行う期末試験(70%)と小テスト(又はレポート)(30%)により評価する。原則として再試験は実施しない。不合格者は再履修すること。

各到達度目標の評価方法は,次のように行う。
目標1.小テスト,定期試験において論述問題を出題し,達成度を評価する
目標2.小テスト,定期試験において論述問題を出題し,達成度を評価する
目標3.小テスト,定期試験において論述問題を出題し,達成度を評価する
目標4.小テスト,定期試験において計算問題を出題し,達成度を評価する
履修上の注意 毎回,授業の終わりに小テストを行ない,理解度のチェックを行ないます。
教員メッセージ 本講義では電磁気学を念頭においてベクトル解析を学びますが,他にも,「物体の運動」「流れや変形」などベクトル解析が基本になっている分野は数多くあります。一度,気合を入れて勉強すると色々な分野のことが見えてきます。半年間,ベクトルとみっちりとつき合ってみましょう。
学習・教育目標との対応 この授業の単位修得は,JABEE基準1(1)の(d):該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力 に対応している。学科の学習・教育目標の, (B)−1:電気電子工学分野に関連する基礎的な事項について説明することができ,定量的に計算することができる に対応している。
関連科目 今後の関連科目は,2年前期開講の電磁気学Iと2年後期開講の電磁気学IIである。
備考