開講学期 | 2008年度 後期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 機械システム工学科2年 |
対象学年 | 2 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | 材料力学U |
単位数 | 2 |
担当教員 | 藤木裕行 |
教員室番号 | A201 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5323 |
連絡先(E-mail) | fujiki@mmm.muroran-it.ac. |
オフィスアワー | 火曜13:30-14:30,火曜17:00-18:00 |
授業のねらい | 材料力学は,材料,機械及び構造物の強度や変形に関する基礎的学問であり,機械や構造物の設計の基礎として広く他の工学分野に関連している.材料力学II では,材料力学Iの基礎事項の理解の上に,材料及び構造物の強度や変形に関する種々の現象及び理論的取り扱い等に関する理解と応用を修得する. |
到達度目標 |
1. 材料力学に関する基本的な用語と内容が理解できる. 2. 軸,梁及びそれらの組合された構造部材に生ずる応力や変形に関する力学的現象を理解し,力学的解析ができる. 3. 機械及び構造物の安全強度設計ができる. |
授業計画 |
1. 材料力学Iの復習 (第1週) 2. 種々の梁の曲げ変形と不静定梁(5章) (第2−8週) 3. 中間試験 (第9週) 4. ひずみエネルギ−とエネルギ−原理(6章) (第10−13週) 5. 長柱の座屈(7章) (第14週) 6. まとめ (第15週) 7. 定期試験 (第16週) |
教科書及び教材 | 「基礎から学ぶ材料力学」,臺丸谷政志・小林秀敏 著,森北出版(2,600円+税) |
参考書 |
(1) 「材料力学」,S.P. チェモシェンコ 著,鵜戸口・国尾 訳,東京図書 (2) 「材料力学」,桜井忠一 著,産業図書 (3) 「Elements of Strength of Materials」,S.P.Timoshenko & D.H.Young, Maruzen Co. Ltd. 上掲の参考書すべて本学付属図書館に所蔵 |
成績評価方法 | 成績評価は中間試験と定期試験により行い,中間試験50点+定期試験50点の100点満点or定期試験100点満点のよい方の点数が60点以上を合格とする. |
履修上の注意 |
実施講義回数の2/3以上の出席を単位取得の必要条件とする. 前期開講の材料力学Iを履修していること. 不合格者には再試験を実施する.再試験の合格基準(成績評価方法)は上記定期試験と同様である. 再試験に不合格の場合は次年度に再履修すること. |
教員メッセージ |
材料力学Iと併せて,強度設計の基本になる重要な科目です.公式,問題解法パターンを暗記するのではなく,力学的感覚の習得を目指して下さい.力学的感覚さえ身に付けば後は応用で解け,覚えなければならないことはそれほど多くありません.材料力学Iの内容が基礎になっているので,材料力学Iを理解していない場合は復習が必要です. また授業を聞いているだけで内容を理解し,試験に合格するのは難しいです。授業で習った内容を元に自分で多くの問題を解いてみて,やっと内容が理解できる科目です。なので可能な限り材料力学演習IIと並列して履修をして下さい。過年度の学生で演習の単位は既に取ってしまっている学生も,演習で問題を解くことは非常に勉強になるので,単位に関係なく演習の授業を受けることを勧めます。 疑問点があれば,いつでも質問に来て下さい.先生のところには行きにくいという学生もおりますが,先生に聞きに行くのが一番の近道です.オフィスアワーは上記の通りですが,これ以外でも在室していればいつでも構いません. |
学習・教育目標との対応 |
<学科の学習・教育目標との対応> (A)-4 機械システム工学に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力 <JABEEの学習・教育目標との関連> (d) -(2) 機械工学の主要分野(材料と構造,運動と振動,エネルギーと流れ,情報と計測・制御,設計と生産・管理,機械とシステム)のうち各プログラムが重要と考える分野に関する知識と,それらを問題解決に応用できる能力. |
関連科目 |
○この科目を履修する上で必要な主要科目 解析,工業数学,物理学,材料力学I ○この科目の履修を必要とする主要科目 材料力学演習II,機械システム工学実験I,II,弾塑性学,卒業研究I,II |
備考 |