開講学期 2008年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 応用化学科
対象学年 3
必修・選択 必修
授業方法 講義 ,演習(グループ学習)
授業科目名 技術者倫理
単位数 2
担当教員 安居光國
教員室番号 吉田:応用化学科棟  H-304
松山:応用化学科棟  H-315
安居:応用化学科棟  H-202
連絡先(Tel) 吉田:Tel. 0143-46-5766,
松山:Tel. 0143-46-5752
安居:Tel. 0143-46-5748
連絡先(E-mail) 吉田:gityoshi@mmm.muroran-it.ac.jp
松山:hmatsuya@mmm.muroran-it.ac.jp
安居:yasui@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 吉田:水,金 13:00-15:00
松山:火,木 10:30-12:00
安居:月、金 14:35-16:00
授業のねらい 技術者倫理の基本概念を理解し、技術者として身につけなければならない基礎的な技術者倫理に関する知識を獲得する。そのうえで具体的な事例をとおして、技術 者の判断が社会や環境に与える影響を理解し,倫理的ジレンマの解決方法を多様な価値観を踏まえ考察する。本授業では,講義、グループ討論、調査、分析、発 表などを総合して技術者倫理を修得する。
到達度目標 1. 技術者倫理に関する基本的な概念を理解し,技術者の判断が社会や環境に与える影響を理解することができる。(理解力) 30% 応化目標D [倫理観]
2. 多岐の分野におよぶ技術者倫理を継続的に学習し,総合的に技術者倫理を理解することができる。 (継続学習能力)10%  応化目標D [倫理観]
3.現実的な事例における倫理的な問題をとおして,個人はもとよりグループで協力して問題解決に当たることができる。(問題解決能力) 30% 応化目標D[倫理観] G[実際的能力]
4.技術者倫理をとおして,分析力、調査力などのスキルを身につけることができる。(分析調査能力) 30%   応化目標D[倫理観]
授業計画 1.吉田,松山,安居 シラバスの説明 技術者倫理とはなにか
2.安居 職業倫理(教科書5章)
3.新田 倫理は怖くない(教科書2章)
4.松山 化学系(教科書13章)
5.吉田 事例研究 化学工学系,ヒューマンエラー(教科書9,7章) 
6.竹中 企業倫理(教科書5章)
7.安居 事例研究 生命系(教科書15章)
8.板倉 事例研究 情報系(教科書11章)
9.安居 内部告発(教科書6章)グループ討論
10.事例研究法
11.グループ討論(Fishbowl形式)
12.グループ討論
13.グループ討論
14.発表会
15.発表会
教科書及び教材 北海道技術者倫理研究会編 「オムニバス技術者倫理」 共立出版
講義中に配布するプリント類。
参考書 ・ 札野順著「技術者倫理」日本放送出版協会 (3400円)(図書館所蔵)
・ 米国NSPE倫理審査委員会編「科学技術者倫理の事例と考察」丸善 (3000円) (図書館所蔵)
・ シンジンガー他「工学倫理入門」丸善 (3200円)(図書館所蔵)
・ ウィットベック「技術倫理 1」みすず書房(2800円)(図書館所蔵)
・ 杉本泰治,高木重厚「技術者の倫理 入門 第3版」丸善(1700円)(図書館所蔵)
・ 中村収三「技術者による実践的工学倫理」化学同人(2400円)(図書館所蔵)
ほか本学附属図書館に多数蔵書およびビデオ有り。  
成績評価方法 レポート40%,グループ討論および発表40%および定期試験20%を総合して評価する。 100点満点で60%以上を合格とする。
各到達度目標の評価方法は次のように行う。
目標1について:レポート,定期試験において論述問題を出題し,評価する。
目標2について:レポートで論述問題を課し,評価する。
目標3について:グループ討論および発表会において,各個人の活動状況および発表内容で達成度を評価する。
目標4について:グループ討論および発表会において,各個人の活動状況および発表内容で達成度を評価し,定期試験において論述問題を出題し,評価する。
履修上の注意 履修上の注意 応用化学科学生に限る。
インターネット、パソコンの基本技術が必要です。
授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知する。
再試験は行わない。
授業風景の音声,映像等を記録することがありますので,ご協力ください。
教員メッセージ 講義に加えて調査、研究、討論、発表を行います。
授業は1クラス制(大教室)と2クラス制(中教室)で実施しますので,毎時間の教室の確認をしてください。
授業中の質問は大歓迎。オフィスアワーなどでの質問も適宜受け付ける。
見やすいレポート(文字や書き方)を心がけること。
学習・教育目標との対応 JABEE学習・教育目標1(b) 技術が社会や自然に及ぼす影響や効果,および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解(技術者倫理)の達成に寄与する。
応用化学科の学習目標の教育目標,D(倫理観),G(実際的能力) の達成に寄与する。
関連科目 知的財産所有権論、安全管理工学
備考 外部講師紹介
○ 新田孝彦(北海道大学文学部教授)
○ 竹中章二(東芝電力システム社技師長)

Fishbowl形式の協力者
○大塚裕子(計量計画研究所)