開講学期 | 2008年度 後期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 情報工学科2年 |
対象学年 | 2 |
必修・選択 | 必修 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | ソフトウェア工学 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 佐藤和彦 |
教員室番号 | V502 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5414 |
連絡先(E-mail) | kazu@csse.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 木曜日 12:55-14:25 (V502室) |
授業のねらい |
ソフトウェア工学は、ソフトウェアの開発・運用・保守に関する技法を体系的に扱う学問である.オブジェクト指向プログラミングの登場によって、ソフトウェア開発技法にも新たなパラダイムが生まれている. 本講義では、従来の基本的なソフトウェア工学の手法を学び、さらには 最近注目されている新たな手法についても知識を得ることを目的とする. |
到達度目標 |
1.基本的なソフトウェア開発プロセスを理解し,各工程について簡単に説明することができる.(30%) 2.オブジェクト指向なソフトウェア開発技法について理解し、代表的な開発モデルを説明することができる.(30%) 3.モデル化技法の基本を理解し,小規模なソフトウェアの仕様を自分でモデル化することができる.(20%) 4.プロジェクト管理の基本を理解する.(20%) |
授業計画 |
第 1週 ソフトウェアとソフトウェア工学 第 2週 ソフトウェアの開発プロセス 第 3週 開発計画と要求分析 第 4週 構造化分析技法 第 5週 ソフトウェアの設計(1) 第 6週 ソフトウェアの設計(2) 第 7週 ソフトウェアの実装と開発環境 第 8週 テストと保守 第 9週 プロジェクト管理と品質管理 第10週 再利用と規模見積もり 第11週 ソフトウェア工学の新たなパラダイム 第12週 オブジェクト指向ソフトウェア開発(1) 第13週 オブジェクト指向ソフトウェア開発(2) 第14週 オブジェクト指向ソフトウェア開発(3) 第15週 まとめと総復習 第16週 定期試験 |
教科書及び教材 | 授業に使用する必要な資料は適宜プリントとして配付する. |
参考書 |
【ソフトウェア工学に関する参考書】 ‐鰺坂恒夫著「ソフトウェア工学入門」サイエンス社(定価1700円+税) ‐松本啓之亮著「ソフトウェア工学」森北出版 (定価2400円+税) ‐小泉寿男、他共著「ソフトウェア開発」オーム社 (定価2800円+税) ‐玉井哲雄著「ソフトウェア工学の基礎」岩波書店 (定価3400円+税) 【ソフトウェア開発技術に関する参考書】 ‐Robert C. Seacord著(和訳本)「C/C++セキュアコーディング」ASCII出版(定価3800円+税) ‐川端光義、他共著「バグがないプログラムのつくり方」翔泳社(定価2800円+税) この他にもソフトウェア工学に関する書籍は数多く出版されている. 知識を深めるためにも1冊は手に入れて読むことを勧める. |
成績評価方法 |
定期試験(100点満点)で成績を評価する. 60点以上を合格とする. 定期試験の不合格者に対して再試験を1度に限り実施する. ただし再試験で合格した者は成績の上限を「可」とする. |
履修上の注意 |
1)C言語などのプログラミング言語の基本を習得し,簡単なプログラム作成ができることが望ましい. 2)授業の変更や緊急時の連絡は授業中またはV棟掲示板で通知をする. 3)再試験は定期試験を受験しない者は対象外とする. |
教員メッセージ | 本講義で扱う内容は、将来、ソフトウェア開発に関する職、例えばプロジェクトマネージャ(PM)やシステムエンジニア(SE)、プログラマー(PG)などを目指す場合には必須となる知識です.ぜひ、この授業でその基礎を習得してください. |
学習・教育目標との対応 |
この授業科目は情報工学科の学習目標の以下の項目に対応している。 情報技術者[情報システム]情報システムの基礎知識と構築・運用能力を身につける. |
関連科目 |
この授業科目は情報工学科の科目に関連している. 情報工学PBL:システム開発演習 卒業研究 |
備考 |