開講学期 | 2008年度 後期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 情報工学科 |
対象学年 | 1 |
必修・選択 | 必修 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | 離散数学 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 施 建明 |
教員室番号 | V514 |
連絡先(Tel) | 0143 46 5423 内線 5423 |
連絡先(E-mail) |
shi (at) mmm.muroran-it.ac.jp (at) = @ |
オフィスアワー | Mon. 4:45pm-6:15pm |
授業のねらい | この授業ではコンピュータの数学の基礎としての離散数学を学ぶ,論理,証明,グラフ理論にして例題を交えながら平易に解説を行う. |
到達度目標 |
1.集合,論理,証明手法などに関する考えを理解し,記号が使える. 2.証明の基本手法を習得することができる. 3.グラフ理論における基本概念を理解することができる. |
授業計画 |
第1週 離散数学の概要 第2週 集合と記号 第3週 数理論理 第4週 証明の手法 第5週 数学的帰納法 第6週 写像と鳩の巣の原理 第7週 組合せ数とその近似 第8週 中間試験 第9週 平面分割問題と再帰問題 第10週 和,積と漸近計算 第11週 グラフの初歩 第12週 木と探索木 第13週 木の応用とオイラーの定理 第14週 グラフ理論の話題 第15週 まとめ |
教科書及び教材 |
1.徳山 毅 著,「工学基礎離散数学とその応用 」, 数理工学社出版. 2.授業の資料は次のweb siteで授業の前の週の週末まで配布する: {http://www.mmm.muroran-it.ac.jp/~shi/index.htm} (左のメニューから, Discrete Mathematicsに進む,Calendarを開く) 各自で,印刷し,予習した上で,授業に持参すること. |
参考書 |
1.GRAHAM/KNUTH/PATASHNIK著,有澤 誠,安村 通晃,萩野 達也,石畑 清訳, 「コンピュータの数学」, 共立出版(世界的な名著)(室工大図書館にある) 2.牛島和夫編著,相 利民,朝廣雄一 共著, 「離散数学」,コロナ社出版 3. Discrete Mathematics and Its Applications, 5th Edition Author: Kenneth H. Rosen,Publisher: McGraw Hill, 2004 (電話帳くらいの厚さであるが,薦めできるテキストである) |
成績評価方法 |
授業での理解度をチェックする小テストに加え, 中間試験と期末試験の総合点により評価する.具体的には 成績=授業中の小テスト(30%)+中間試験(30%)+期末試験(40%). |
履修上の注意 |
授業中に小テスト(計5回前後)を行なうが,小テストと中間試験の(追加)再試験は行わない. 期末試験に関しては,追(再)試験を一回のみ行う. 補足の授業資料は次のweb siteで授業の前の週の週末まで配布するので,各自で,印刷し,予習した上で,授業に持参すること :{http://www.mmm.muroran-it.ac.jp/~shi/index.htm} (左のメニューからDiscrete Mathematicsを開く) |
教員メッセージ |
授業で説明した内容に関する10-15分程度の小テスト(不定期的に)を行うこともあるので,無断欠席は認めない. 演習問題は英語で出す場合もあるので,辞書が必要であれば,各自で用意すること. 必修科目で,かつ,再試験を行わないので,是非合格しましょう. そのため,日頃の予習・復習が大切で,授業内容に理解できない時には,必ずオフィスアワーを活用し,担当教員に聞きましょう. |
学習・教育目標との対応 |
この授業科目は情報工学科の学習目標の以下の項目に対応している. 情報技術者[情報基礎]数学と自然科学の基礎知識を身につける. |
関連科目 | 情報基礎,データ構造とアルゴリズム |
備考 |
いままでの成績データを見ると,再履修で合格することが分かる.「離散数学」は「数理工学演習B」とペアーになって,学生の理解を高める設計になっている.再履修になると次年度の授業関係で,一年次の「数理工学演習B」を受けられないことが多い.再履修になると,「離散数学」授業を受ける友人も少なくなり,不利な条件ばかりになる.是非,日頃の復習・予習をよくし,再履修にならないように希望する. |