開講学期 2008年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 機械システム工学科
対象学年 4(2008年度のみ)
必修・選択 選択
授業方法 講義(一部,演習を含む)
授業科目名 ダイナミックシステム設計学
単位数 2
担当教員 風間俊治、成田幸仁
教員室番号 B310-3(風間),B311-1(成田)
連絡先(Tel) 0143-46-5349(風間),0143-46-5396(成田),
連絡先(E-mail) kazama@mmm.muroran-it.ac.jp(風間),y-narita@mmm.muroran-it.ac.jp(成田),
オフィスアワー [月]15:00-16:30(風間),[火]13:30-15:00(成田),
授業のねらい 大型から小型までにわたる機械システムにおける回転体の安定性や振動,駆動系の起動や制動の挙動などの力学的諸問題を,実機や実例と対応させて把握することにより,動的あるいは過渡的な特性の評価法および設計法の基礎を学ぶ.
到達度目標 1.機械システムの回転体の安定性や振動,駆動系の起動や制動の挙動などに対する力学的な
  諸問題の概要を把握できる.
2.動的あるいは過渡的な特性の評価法および設計法の基礎を理解できるようになる.
授業計画  1週目 講義概要の説明と設計実例の紹介
 2週目 1自由度系の自由振動と強制振動(減衰なし)
 3週目 1自由度系の自由振動(減衰あり)
 4週目 1自由度系の自由振動(減衰あり)続き
 5週目 1自由度系の強制振動(減衰あり)
 6週目 1自由度系の強制振動(減衰あり)続き
 7週目 振動絶縁装置・振動計
 8週目 中央に1個のローターを有する回転軸の危険速度
 9週目 多数のローターを有する回転軸の危険速度
10週目 回転機械のつりあわせ
11週目 ピストン・クランク・コンロッドのモデリング
12週目 多気筒機関のつりあい
13週目 クランク軸のねじり振動
14週目 総まとめ,補講
15週目 定期試験
教科書及び教材 特に指定しないが,機械力学で使用した教科書(機械力学,末岡淳男,綾部隆,森北出版)を用意すること.他に,必要に応じて,資料を配布する予定
参考書 1.日本機械学会編「機械工学便覧 B:応用編」,日本機械学会.[附属図書館蔵, 1F参考図書 530.3 ]
2.伊藤美光著「機械要素のシステム設計」日刊工業新聞社.[附属図書館蔵,1F泉文庫 531.3]
3.米山猛著「機械設計の基礎知識」日刊工業新聞社.[附属図書館蔵 ,1Fシラバス 531.9]
4.畑村洋太郎編著「実際の設計」日刊工業新聞社.[附属図書館蔵, 1Fシラバス 531.9]
5.和田稲苗編著「機械要素設計」実教出版.[附属図書館蔵, 1Fシラバス 531.3]
6.麻生和夫,他「機械力学」朝倉書店.[図書館に蔵書なし,定価(3,600円+税)]  
成績評価方法 提出課題60点満点,定期試験40点満点の合計100点満点で採点.60点以上を合格とする.提出課題はレポート形式で,1問(回)5点満点で計12問(回).レポート提出遅れは1〜2点減点,不完全解答や不正解は1〜5点減点.出席率が実施授業回数の2/3に満たない学生は再履修となる.
履修上の注意 すべての課題を提出し,かつ定期試験を受験すること.再試験は1回のみ実施し,60点以上を合格とする.
教員メッセージ ・レポート(計12問)は,2回に分けて,指定する日時に提出すること(すべての課題を提出しても,
 必ずしも60点とはならない).
・授業中の私語,入退出,携帯電話の使用は,他の受講生の迷惑になるので,控えること.授業
 計画は,進捗状況や都合により,一部,変更する場合がある.
学習・教育目標との対応 ・学科の学習・教育目標との対応
(A)-4 機械システム工学に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力
・JABEEの学習・教育目標との関連
(c)数学,自然科学および情報技術に関する意識とそれらを応用できる能力
(d)-(2) 機械工学の主要分野(材料と構造,運動と振動,エネルギーと流れ,情報と計測・制御,設計と
 生産・管理,機械とシステム)のうち各プログラムが重要と考える分野に関する知識と,それらを問題
 解決に応用できる能力.なお,各分野の内容要件については別に定める.
(e) 種々の科学,技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
関連科目 [必要とする主要科目]解析I,解析II,工業数学,物理学A,機構学,材料力学I,II,機械力学,
 機械システム設計学
[必要とされる主要科目]振動・騒音,ロボット工学,コース別の設計法(テーマに依存),
 卒業研究I・II(テーマに依存)
備考