開講学期 2008年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 機械システム工学科
対象学年 3
必修・選択 必修
授業方法 問題演習
授業科目名 航空宇宙工学演習
単位数 1
担当教員 溝端一秀
教員室番号 杉山弘:B-208, 世利修美:B-310-4, 齋藤務:B-204, 溝端一秀:S-304, 廣田光智:B-203, 境昌宏:B-309-1, 湊亮二郎:B-222-2
連絡先(Tel) 学内内線番号(学外からは前に局番46をつけて掛けてください。)
杉山弘:5364,世利修美:5365,齋藤務:5354,溝端一秀:5368,廣田光智:5367,境昌宏:5377,湊亮二郎:5378
連絡先(E-mail) 杉山弘:sugiyama@mmm.muroran-it.ac.jp
世利修美:seri@mmm.muroran-it.ac.jp
齋藤務:saito@mmm.muroran-it.ac.jp
溝端一秀:mizobata@parakeet.mech.muroran-it.ac.jp
廣田光智:hirota@mmm.muroran-it.ac.jp
境昌宏:msakai@mmm.muroran-it.ac.jp
湊亮二郎:r-minato@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー とりまとめ教員(溝端):毎週木曜日10:30〜12:00
授業のねらい 空気力学、推進工学、および軽構造工学で学んだ知識を応用して、実際的かつ比較的簡単な空気流れ、推進器、軽量構造の特性・性能を推算する手法や、基本的な飛行機を設計する手法を、問題演習を通して修得する。
到達度目標 1.高速空気流の特性を概略推算できるようになる。
2.航空宇宙用推進器の性能を概略推算できるようになる。
3.航空宇宙機用軽量構造の強度を概略推算できるようになる。
4.亜音速飛行機の機体の構成および形状を概略設計できるようになる。
授業計画 1.亜音速飛行機の設計(溝端)
1−1.飛行機の空力設計1(翼型、翼平面形、翼面荷重)
1−2.飛行機の空力設計2(主翼・副翼の配置と姿勢安定)
1−3.飛行機の空力設計3(機体の形状・諸元の計画・評価)
1−4.飛行機の空力設計4(同上)
2.圧縮性流体力学・空気力学演習(杉山・湊)
2−1.準一次元理論による超音速風洞の設計解析
2−2.特性曲線法による二次元ノズルの設計解析(その1)
2−3.特性曲線法による二次元ノズルの設計解析(その2)
3.熱力学・推進工学演習(齋藤・廣田)
3−1.推進器の原理
3−2.ロケットエンジンの性能解析
3−3.ジェットエンジンの性能解析
4.構造力学演習(世利・境)
4−1.単純曲げ理論による薄肉構造の強度推算
4−2.剪断場理論による薄肉構造の強度解析(その1)
4−3.剪断場理論による薄肉構造の強度解析(その2)

1−1、1−2、2−1、3−1、4−1、2−2、3−2、4−2、1−3、2−3、3−3、4−3、1−4、の順に進める。
教科書及び教材 必要に応じて資料を配付する。
参考書 このサイトの文字数上限のため、ここに書ききれないので、授業の初回に連絡します。 
成績評価方法 毎回の演習課題についてのレポート提出をそれぞれ100点満点で評価する。
すべてのレポートを提出し平均点が60点以上の者を合格とする。
不合格の者には、レポートの再提出を求め、レポートの平均点が60点に達すれば合格とします。
2009年9月末日までに合格できない場合は再履修すること。
履修上の注意 「機械力学」、「流体力学1」、「流体力学2」の単位を取得済みであることを要す。また、本授業に並行して「空気力学」、「推進工学」、および「軽構造工学」を履修することを強く求める。
平成13年度以前入学者については、「機械力学」、「流体力学1」、「流体力学2」、「気体力学」の単位を取得済みであることを要す。また、「高速空気力学」および「推進工学」の単位を取得済みであることが望ましい。
教員メッセージ 航空宇宙機システムおよび関連するサブシステムへの応用をにらんだ実際的な問題演習によって、航空宇宙工学の基礎知識の定着を図ります。
教科書に載っているような定型的な例題ではなく、実際的・実践的な課題を課しますので、これまでに学んだ四力制御の演習に比べると骨が折れるかもしれません。
しかし、これをこなすことによって、実践的な工学応用能力が身に付き、社会に出てから工学技術の第一線で活躍するための素地が培われますので、是非とも頑張って取り組んでください。
学習・教育目標との対応 <学科の学習・教育目標との対応>
1. 工学上の諸問題を科学的に解決するための基礎知識の修得
  b. 数学基礎とその応用能力
  c. 物理学等の自然科学に関する基礎知識とそれらの応用能力
  d. 機械システム工学に関する知識と、それらを問題解決に応用で きる能力
2. 実験の実施と結果の評価に必要な実験技術の修得(コンピュータ取り扱い能力を含む)
3. 工学システムをデザイン・製作する能力の涵養
4. 自発的に勉学を続けることができる能力の涵養
関連科目 ●この科目を必要とする科目:
 航空宇宙機設計法(4年次前期)
(航空宇宙工学演習の「1.亜音速飛行機の設計」においては、航空宇宙機設計法における模型飛行機設計につながる予備設計を実施するので、航空宇宙機設計法を履修予定の諸君は、この航空宇宙工学演習を必ず履修すること。)
●この科目の予備知識を講述する関連科目:
 機械力学、流体力学1、流体力学2、空気力学、推進工学、および軽構造工学
 平成13年度以前入学者については、機械力学、流体力学1、流体力学2、気体力学、高速空気力学、および推進工学
備考 特に無し。