開講学期 | 2008年度 後期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 建設システム工学科建築コース |
対象学年 | 3年 |
必修・選択 | 必修 |
授業方法 | 講義60分+練習問題30分 |
授業科目名 | 建築法規 |
単位数 | 1 |
担当教員 | 大坂谷吉行、溝口光男 |
教員室番号 |
大坂谷吉行 Y503 溝口光男 D228 |
連絡先(Tel) |
大坂谷吉行 0143-46-5249 溝口光男 0143-46-5205 |
連絡先(E-mail) |
大坂谷吉行 osakaya@mmm.muroran-it.ac.jp 溝口光男 mitsuo@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 後期の授業時間割が確定次第、公表する。 |
授業のねらい | 日本において、建築物は建築基準法その他の関連法規に適合するように設計され、建築主事等の確認を受けてから施工される。また、都市計画区域内では都市計画法とリンクして建築基準法の集団規定が適用される。一級建築士試験や二級建築士試験において、学科試験4科目の一つが「建築法規」であることから、実務に就いてから詳しく学ぶことを前提に、本科目は建築基準法と関連法規についての基礎知識を得ることを目的としている。 |
到達度目標 | 一級建築士試験や二級建築士試験において、自分自身で「建築法規」の受験準備ができるように、建築基準法と関連法規についての基本的事項を理解すること。また、中間試験や定期試験を建築士試験の建築法規と同じ形式で行うことにより、建築法規の試験に慣れること。 |
授業計画 |
第1週 建築士制度、建築士法、建設業法 第2週 法令の体系、用語の定義、一般構造・設備 第3週 防火・避難関係規定、消防法 第4週 単体規定(1) あらまし、木造、組石造 第5週 単体規定(2) 鉄骨造、鉄筋コンクリート造 第6週 単体規定(3) 構造計算規定 第7週 単体規定(4) 荷重及び外力、許容応力度、材料強度 第8週 中間試験(出題範囲:第1週から第7週まで) 第9週 集団規定(1) 都市計画区域、区域区分、開発許可 第10週 集団規定(2) 地域地区、都市施設、市街地開発事業 第11週 集団規定(3) 用途地域、建蔽率、容積率、斜線制限 第12週 集団規定(4) 地区計画、道路関係規定、一団地、建築協定 第13週 建築関係の諸手続き、工事の安全管理、宅地造成 第14週 バリアフリー関係法令 第15週 マンション関係法令 第16週 定期試験(出題範囲:第9週から第15週まで) ※単体規定(1)〜(4)は溝口担当、他は大坂谷担当 |
教科書及び教材 |
日本建築学会編 建築法規用教材2008年版 丸善 バリアフリー関係資料(教員が配布) マンション関連資料(教員が配布) |
参考書 | 教員が必要に応じて適宜、紹介する。 |
成績評価方法 |
中間試験(第8週)と定期試験(第16週)の合計が60点以上の者を合格とする。 中間試験、定期試験ともに五肢択一問題(正解が一つ)をそれぞれ25問ずつ出題する。各問2点とする。したがって、2回×25問×2点=100点が満点である。 なお、教科書と配布資料の持込可であることから、再試験は行わない。 |
履修上の注意 | 建築関係の法規は、毎年のように法改正が行われているので、最新版である『建築法規用教材2008年版』を購入すること。 |
教員メッセージ | 建築士試験の学科科目4科目の一つが「建築法規」ですが、大学で学ぶことができるのは、この科目わずか1科目です。実務い就いてから、受験準備に支障がないように基本をしっかり身につけましょう。 |
学習・教育目標との対応 | 建築コースの学習・教育目標の(C)将来能力のC-2(創造力・企画力)や(B)人間性のB-2(技術者の社会的責任)に対応する部分が大きいが、法規の性格上、(E)設計・計画、(F)環境・生産、(G)構造、(H)積雪寒冷地にも対応する部分がある。 |
関連科目 | 建築コースの開設科目の全てに少しずつ関連しているが、「技術者倫理」や「都市計画U」との関連が深い。 |
備考 | 試験は、教科書及び配布資料(練習問題を除く)の持込が可である。 |