開講学期 | 2008年度 後期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 建設システム工学科土木コース |
対象学年 | 2年 |
必修・選択 | 必修 |
授業方法 | 講義および演習 |
授業科目名 | 水理学U |
単位数 | 2 |
担当教員 | 木村克俊 |
教員室番号 | A229 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5269 |
連絡先(E-mail) | kimura@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 月曜 12:00〜12:30 火曜 12:00〜12:30 |
授業のねらい | 人の生活にとって必須物質である水を利用・制御するため、水の運動に関する力学的諸原理と基礎法則を学習する。その後、洪水災害や水質汚染など現実の課題を解く能力を高めるため、演習問題を通して理解力と洞察力を養う。 |
到達度目標 |
1.定常流・不定流、常流・射流等の流れの分類に関する用語を理解する。 2.常流と射流を区分する限界水深を理解し、式の導出ができる。 3.運動量の意味を理解し、跳水前後の水深や流速の計算ができる。 4.不等流方程式を導出し、水面形の計算ができる。 5.ダルシー則を理解し、地下水の運動を表す式を導出できる。 6.水面波の波動理論を理解し、その変形に関する基本的特性を理解する。 |
授業計画 |
1週目 開水路の流れの分類 2週目 比エネルギー 3週目 限界水深、限界勾配 4週目 跳水(1):運動量方程式、比力、共役水深 5週目 跳水(2):エネルギー損失 6週目 漸変流の基礎式と水面形 7週目 実用平均流速式、通水能 8週目 地下水の流れ(1):ダルシー則、流動方程式 9週目 地下水の流れ(2):不圧・被圧地下水、井戸の水理 10週目 相似則(1):幾何学的相似則、力学的相似則、運動学的相似則 11週目 相似則(2):フルード相似則、レイノルズ相似則 12週目 波動理論(1):分散関係式 13週目 波動理論(2):微小振幅波理論 14週目 波動理論(3):波浪変形 15週目 まとめ |
教科書及び教材 |
玉井信行・有田正光共編「水理学」オーム社 定価(2800円+税) |
参考書 |
林泰造著「基礎水理学」鹿島出版 定価(3600円+税)(図書館に所蔵あり) 岩佐義朗・金丸昭治編「水理学I」朝倉書店 定価(3500円+税)(図書館に所蔵あり) |
成績評価方法 | 60点以上を合格とする。不合格者に対して再試験を実施し、60点以上を合格とする。再試験に不合格の場合には再履修とする。 |
履修上の注意 | 流れの力学、水理学Iの単位を取得していることが望ましい。 |
教員メッセージ | 本授業は、演習問題を通して理解を深める方法をとっている。単に数式の使用法を憶えるのではなく、適用すべき理論や計算法を自分自身が納得して使用することが、実用問題の解決に不可欠となる。 |
学習・教育目標との対応 |
土木コースの学習・教育目標との関係 ○(C)将来能力 ◎(D)土木専門基礎 ○(E)実験演習 ○(F)環境防災 |
関連科目 | 流れの力学、水理学I を習得していることが望ましい。水理学Uでは、後年次の水文・水資源学、流域環境工学、海岸・海洋工学、港工学などの専門科目の履修に必要な基礎的事項の習得をめざします。 |
備考 |