開講学期 | 2008年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 情報工学科 |
対象学年 | 1 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義と演習 |
授業科目名 | 現代社会と情報工学 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 前田純治 |
教員室番号 | V602 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5413 |
連絡先(E-mail) | junji@csse.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 火曜日 15:30-16:30 |
授業のねらい |
・この授業は、原則として情報工学科夜間主コース1年次を対象にしたもので、今後の全ての授業の基礎となる重要な科目である。 ・授業の前半ではコンピュータ概論を通じて、現代社会において情報工学が置かれている立場、情報産業の進展、情報産業の現状を取り上げ、今後情報工学が社会に対して果たすべき役割を理解するとともに、基本的な専門用語の修得を目指す。 ・授業の後半ではコンピュータ及び通信ネットワークの利用法に関する基礎的な素養(情報工学リテラシー)を、演習を通して習得する。特に本演習ではUNIXシステムの利用技術に的を絞り、情報工学科・学生計算機室の端末を利用して、情報の収集・交換(コミュニケーションの確立)・処理を行い、自ら技術レポートの形に情報を整理して発表するための基礎的な技法を実習により習得する。 |
到達度目標 |
1.現代社会における情報工学、情報産業の役割を理解を深める。 2.情報倫理、情報工学技術者倫理を理解を深める。 3.コンピュータおよびネットワークに関する基礎的な専門用語を理解を深める。 4.UNIXシステムの基本的な操作方法を習得する。 5.エディタを用いた文章の入力方法とツールを用いた図の作成方法を習得する。 6.LaTeXシステムを用いた技術レポートの整形・印刷技法を習得する。 |
授業計画 |
1週目:情報工学の概説(情報工学とその境界・関連分野、現代社会と情報工学の役割) 2週目:コンピュータ概論1(個人とパソコン、情報産業と情報システム、その他) 3週目:コンピュータ概論2(ハードウェア、ソフトウェア、その他) 4週目:コンピュータ概論3(ネットワーク、情報処理システム、その他) 5週目:UNIXシステムの操作 6週目:UNIXコマンドの使い方 7週目:エディタ操作と日本語入力(1) 8週目:エディタ操作と日本語入力(2) 9週目:エディタ操作と日本語入力(3) 10週目:作図ツールの利用 11週目:LaTeXを用いたレポート作成技法(1) 12週目:LaTeXを用いたレポート作成技法(2) 13週目:LaTeXを用いたレポート作成技法(3) 14週目:LaTeXを用いたレポート作成技法(4) 15週目:まとめ |
教科書及び教材 |
・九州工業大学情報科学センター編「Linuxで学ぶコンピュータ・リテラシー」朝倉書店 定価(3000円+税) ・室蘭工業大学情報工学科編「情報工学演習Aの手引き」の必要部分を配布する。 |
参考書 | |
成績評価方法 |
・レポートの結果(100点満点)により成績をつける。60点以上を合格とする。 ・提出期限までにレポートの提出が無いものは成績評価の対象とせず不合格とする。 |
履修上の注意 |
・この授業は、原則として情報工学科・夜間主コース1年次を対象とする。 ・授業には、指定した教科書と資料を持参して毎回必ず出席すること。 ・また、授業前にテキストを読み、予習していることを前提にして授業を進める。 ・不合格の場合は再履修するものとする。 |
教員メッセージ |
・この授業は選択科目ですが、今後の全ての授業の基礎となる重要な科目ですので、情報工学科・夜間主コース1年次の皆さんは必ず受講して下さい。 ・この授業は密度が濃く、授業の時間に初めて教科書や手引き書を読んでいるようでは内容をこなせませんので、必ず予習して事前に内容を理解してから授業に臨んで下さい。 ・授業時間中の質問は大歓迎ですので、積極的に質問して下さい。 ・コンピュータの操作には慣れが必要です。演習の時間外にも情報工学科・学生計算機室の開放時間を積極的に利用して操作に慣れ親しんで下さい。 ・入学前までにパソコンの操作に慣れ親しんでいない学生には初め敷居が高く感じることもあるかもしれませんが、あきらめずに時間をかけてじっくりと取り組めば情報工学科で必要とされる最小限のコンピュータ操作技術を確実に習得できます。 ・一方、既にパソコンなどに精通している学生も奥深いUNIX環境の利用法を極める契機となりますので真剣に取り組んで下さい。 |
学習・教育目標との対応 |
・この授業科目は情報工学科の学習目標の以下の項目に対応している。 人[社会的視点]社会的・国際的視点に立って考える能力を身につける。 技術者[技術者倫理]環境と社会に対する技術者の責任意識を身につける。 情報技術者[コンピュータサイエンス]情報工学の基礎知識と応用能力を身につける。 |
関連科目 |
・この科目の関連科目は、3年次開講の「情報工学演習A」などである。 |
備考 |