開講学期 2008年度 前期
授業区分 週間授業
対象学科 応用化学科3年
対象学年 3
必修・選択 選択
授業方法 講義&小テスト
授業科目名 安全管理工学
単位数 1
担当教員 小幡英二
教員室番号 N403
連絡先(Tel) 46-5761
連絡先(E-mail) 部屋を尋ねてください。
オフィスアワー 木曜日10:00〜11:55(部屋にいるときは、いつでも対応致します)
授業のねらい 化学工業プロセスを安全,かつ効率的に操作するには災害発生の原因を知り,災害防止対策に関する広い知識を修得しなければならない。実験・実習における安全対策から,職場環境における労働衛生管理について学習する。
到達度目標 1.大学が作成した安全マニュアルを修学し,快適な大学生活をおくる。 (15%)
2.危険物取り扱い,高圧ガス取り扱い,放射線,大気・水質・騒音・振動に対する公害について学習する。 (50%)
3.生産現場における労働衛生管理,特に粉じん対策と有機溶剤業務について学習する。(20%)
4.製造物責任(PL)法,ライフサイクルアセスメント(LCA)を学習し,地球環境を慈しむ化学技術者をめざす。(15%)

授業計画 講義には教科書,およびプリントを使用し,板書形式で行う。出席を重視し,講義中に小テストを行う予定である。
第1週 安全マニュアル(配布予定)により,実験廃液取り扱い,実験・実習における安全,傷害保険に関する話
第2週 消防法における危険物の分類と取り扱い法…その1
第3週 消防法における危険物の分類と取り扱い法…その2
第4週 高圧ガス取り扱い,爆発災害,放射線取り扱いについて
第5週 大気・水質・騒音・振動に対する公害,および環境計量について
第6週 生産現場における労働衛生管理,特に粉じん対策と有機溶剤業務について
第7週 製造物責任(PL)法,ライフサイクルアセスメント(LCA)と地球環境について
教科書及び教材 安全マニュアル(本学編),労働衛生管理ハンドブック,配布プリント
参考書 北川徹三著 「基本安全工学」 海文堂出版 2,600円
化学同人編集部編 「実験を安全に行うために」 化学同人 正800円,続700円(附属図書館蔵)
日本化学会編 「化学安全ガイド」 丸善 2,600円(附属図書館蔵)
その他,国家資格試験用のテキスト,問題集を参照されたい。
 
成績評価方法 60点以上を合格とする。その成績は定期試験テスト80%,小テスト20%,の割合で評価する。
履修上の注意 定期試験で不合格の場合には再履修とする。なお,定期試験受験資格として不断の出席を条件とする。
知的財産所有権論と同じ日時である。2008年は、前半8回を安全管理工学、第8回目に定期試験を行う。合否は、前期定期試験終了後に行う。
教員メッセージ 私は自殺を完全に否定致します。安全管理工学の大前提に、生き続けることを条件と致します。喜劇王、チャップリンのせりふにこんな文句がありました。映画ライムライトのなかで、自殺しようとした踊り子に語ります。「この人生は、どんなにつらくても、生きるに価する。そのためには、3つのことが必要だ。“勇気”と“希望”と、そしていささかの“お金”が。」
学習・教育目標との対応 D. 次世代の科学技術者にふさわしい倫理観を身につける。
関連科目 応用化学科で学習する、主専門の科目全体が安全管理工学そのものです。
正しい知識と倫理観の上に、安全は確立するのです。
備考 正義、知恵、勇気、礼節。ギリシャ哲学の4つの徳です。最も大事なのは正義であり、正義とは「公平平等に」の精神心です。いかさまはいつかはボロを出すものです。正直に生きましょう。