開講学期 | 2008年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 応用化学科 |
対象学年 | 1 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義と演習 |
授業科目名 | 物理学A (応化) |
単位数 | 2 |
担当教員 | 高野英明 |
教員室番号 | N161 |
連絡先(Tel) | 46-5617 |
連絡先(E-mail) | takano@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜日 8:30〜10:15 金曜日 16:00〜18:00 |
授業のねらい |
物体を「質点」で代表させてその運動を調べることを通じて,物理現象に関わる概念を理解し,さらに物理現象を理解していく方法・手順について学ぶ。 実際の物体と同様に広がりを持つ状態(「質点系」という)の基礎として2個の質点からなる系の運動(2体問題)を考察し,その運動を表す諸概念について学ぶ。 |
到達度目標 |
1.数学的概念であるスカラーとベクトルを使って種々の物理量を表すことができる。 2.物体(質点)の位置,速度,加速度を微積分を用いて互いに導くことができる。 3.質量と力の概念(定義)が分かる。 4.止まっている物体に加わっている力を図示できる。 5.力の釣り合いを図で説明できる。 6.運動している物体の力を図示できる。 7.力と運動の基本的関係が理解できる。 8.仕事とエネルギーの概念(定義と考え方)が分かる。 9.代表的な運動について運動の恒量(保存量)を見つけることができる。 |
授業計画 |
第1週 ガイダンス(授業の進め方と成績評価について) 第2〜3週 数学を使って物理量を表す(位置,変位,速度,速さ,加速度) 第4〜5週 変位,速度及び加速度の微積分を用いて表現する 第6週 質量と加速度及び力の関係(運動の法則) 静止している物体に働く力と釣り合い 第7週 運動している物体に働く力 第8〜10週 運動方程式の応用(放物運動,単振動,単振り子,束縛運動,まとめ) 第11週 仕事と運動エネルギー 第12週 保存力とポテンシャル、力学的エネルギー保存の法則 第13週 運動量と力積,角運動量と力のモーメント 第14週 運動量保存則と衝突 第15週 2体問題,重心運動と相対運動 なお,授業の進度によっては各週で行う内容が前後することもある。 |
教科書及び教材 | 小出昭一郎「物理学(三訂版)」裳華房 |
参考書 | 「物理学演習書」,「専門教育を学ぶためのミニマム」全員に配布する。 |
成績評価方法 |
定期試験60%,レポート20%,小テスト20%で評価し,100点満点で60点以上を合格とする。 不合格者には課題を与え,これをレポートとして提出した者について再試験を1回実施する。成績は再試験70%,定期試験終了時の成績30%で評価し,100点満点で60点以上を合格とする。 特別の事由がある者については再試験をもって追試験とする。成績は定期試験時と同様であるが,追試験不合格者に対する再試験は実施しない。 |
履修上の注意 |
1.授業の欠席は減点の対象となる。 2.定期試験後の成績評価で不合格の者は,与えられた課題に対するレポートを提出しなければ再試験の受験資格を認めない。 3.最終的に不合格となった者で,この科目の単位修得を希望する者は,次年度以降に再履修となる。 |
教員メッセージ | 常に疑問を持ちながら,講義を受けるようにしましょう。 |
学習・教育目標との対応 |
JABEE基準1の(a)地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養,(c)数学、自然科学 および情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力に対応している。 学科の学習・教育目標の1.未来をひらく科学技術者に必要となる総合的な理工学知識の修得 の対応している。 |
関連科目 | 物理学実験 |
備考 | 受講がうまく進むように先生を有効に活用して下さい。 |