開講学期 | 2008年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 材料物性工学科応用物理コース |
対象学年 | 2 |
必修・選択 | 必修 |
授業方法 | 講義と演習 |
授業科目名 | 固体の力学 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 後藤龍彦 |
教員室番号 | K-304 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5650 |
連絡先(E-mail) | goto@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 火曜日 16時から17時 |
授業のねらい |
固体(弾性体)は外力を受けることにより変形し、内力としての応力やひずみを生じる。 ここでは応力とひずみの概念、一般化されたフックの法則等を理解し、材料の変形や破壊現象を解析的に取り扱うには、「固体の力学」の知識が必要であることを認識させる。 |
到達度目標 |
1. 力と応力の違いが分り、応力とひずみの概念を理解できる。 2. 二次元応力の座標変換が理解でき、モール円の意味が分かる。 3. 与えられた応力成分より、主応力・主方向が計算できる。 4. 三次元応力の座標変換が理解できる。 5. 応力とひずみの関係式を導き、応用することができる。 6. 釣り合い方程式、適合条件式、変位とひずみの関係が理解できる。 7. 平面応力、平面ひずみの概念が分り、簡単な二次元弾性問題例を理解できる。 |
授業計画 |
第1週 シラバスの説明(授業の進め方、成績評価等)、力、圧力、応力について 第2週 応力とひずみの定義 第3週 フックの法則について 第4週 二次元応力の座標変換とモール円 第5週 二次元主応力・主方向とモール円 第6週 三次元応力の座標長変換 第7週 三次元主応力と不変量 第8週 ひずみエネルギーと降伏条件 第9週 釣り合い条件式 第10週 変位とひずみの関係 第11週 ひずみの適合条件式 第12週 任意の面のひずみ成分 第13週 平面応力と平面ひずみ 第14週 応力関数 第15週 二次元弾性問題例と弾性解析の現状 |
教科書及び教材 | 教科書はありません。プリントを配布し、それに沿って授業を行う。 |
参考書 | 関連する参考書としては「材料力学」、「弾性学」等の書名のものが授業の内容に近い。 |
成績評価方法 | 100点満点で定期試験80点、授業中に実施する小テスト20点の割合で評価し、合計60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 | 小テストの提出率70%以上が望ましい。 |
教員メッセージ | 配布プリントだけでは、理解することは難しく、必ず授業に出席することが必要です。 |
学習・教育目標との対応 |
この授業の単位修得は、JABEE基準(d)-(2a)、(2b)、(g)に対応している。 コースの学習・教育目標の(F):応用物理専門能力、に対応している。 |
関連科目 |
この科目の履修にあたっては、1学年開講の物理学Aと力学演習を履修しておくこと望ましい。 今後の関連科目は2学年後期開講の応用力学である。 |
備考 | なし。 |