開講学期 2008年度 前期
授業区分 週間授業
対象学科 電気電子工学科
対象学年 3
必修・選択 必修
授業方法 講義
授業科目名 制御工学
単位数 2
担当教員 青柳 学
教員室番号 E305-1
連絡先(Tel) 0143-46-5504
連絡先(E-mail) maoyagi@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 月曜日14:30〜16:00 木曜日 9:00〜10:30
授業のねらい 本授業では,古典制御理論に基づく伝達関数,ブロック線図,およびボード線図による系の記述方法、周波数応答や安定性,さらにフィードバック制御系について、例題を通して修得する。
到達度目標 1 .制御したい具体的な系が与えられたとき、適切に未知変数を設定し微分方程式を構成し、系を記述することができる。(30%)
2 .与えられた系を、伝達関数・ブロック線図・ボード線図などで記述・モデル化し、系の性質を多面的に捕らえることができる。(40%)
3 .モデル化した系の周波数応答や安定性など,系のふるまいを判定することができる。(30%)
授業計画 1.制御工学概要(1週)
2.信号の伝達と伝達関数(1週)
   ブロック線図,等価変換,微分・積分要素
3.ラプラス変換と伝達関数(3週)
   ラプラス変換の定義とデルタ関数,最終値・初期値の定理,ラプラス逆変換と展開定理,
   常微分方程式とラプラス変換,伝達関数と応答
4.フィードバック制御の基礎(1週)
   伝達関数の基本形
5.中間試験(1週)
6.フィードバック制御の基礎(その2)(2週)
   ブロック線図,定常特性,過渡特性
7.周波数応答(2週)
   伝達関数と周波数応答,ベクトル軌跡,ボード線図,ゲイン・位相特性曲線
8.フィードバック制御の安定性(2週)
   安定判別法,位相余有,ゲイン余有
9.PID制御(2週)
   PID制御系の構成,PID制御の調整法
教科書及び教材 中野、美多 著「制御基礎理論[古典から現代まで]」昭晃堂 定価(2,600 円+税) およびプリント配布
参考書 図書館にある多くの制御工学に関する書籍 
成績評価方法 中間試験(40点満点),定期試験(60点満点)の合計で 60 点以上を合格とする。 
各到達度目標の評価方法は次のように行う。
目標1について:中間試験,定期試験において,計算問題および記述問題を出題し,達成度を評価する。
目標2について:中間試験,定期試験において,計算問題および記述問題を出題し,達成度を評価する。
目標3について:中間試験,定期試験において,計算問題および記述問題を出題し,達成度を評価する。
最終評価点が50点台のものについて,定期試験の再試験を行う。ただし,与えられた課題を全て解答することが受験の条件である。再試験によって合格したものの評価点は60点とする。
不合格者は再履修すること。
履修上の注意 ●2つのクラスで別々の時間に講義を行いますが,合同授業および中間試験をどちらかの時間に行います.どちらでも受講可能なようにしてください.
●理解度を確認するため毎回レポートを課します。指定された場所へ提出すること。
教員メッセージ 予習,復習を行い,よく勉強して下さい.
学習・教育目標との対応 この科目は、当学科の学習目標のうち、B「電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する」に主体的に関与する。
関連科目 電気回路I,II,III,電気電子工学実験B ,システム制御工学
備考