開講学期 | 2008年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 電気電子工学科 |
対象学年 | 2 |
必修・選択 | 必修 |
授業方法 | 講義及び演習 |
授業科目名 | 電磁気学T |
単位数 | 3 |
担当教員 | 松田瑞史、福田 永、堀口順弘 |
教員室番号 |
F-304(松田) Y-707(福田) F-306(堀口) |
連絡先(Tel) |
0143-46-5550(松田) 0143-46-5549(福田) 0143-46-5552(堀口) |
連絡先(E-mail) |
matsuda@mmm.muroran-it.ac.jp(松田) fukuda@mmm.muroran-it.ac.jp(福田) nobu@mmm.muroran-it.ac.jp(堀口) |
オフィスアワー | 別に学科Web等で掲示する |
授業のねらい | 電磁気学は電気、電子、通信工学および材料科学などの広い分野の基礎をなすものである。この授業では、物理的概念の把握に重点をおいて、主として時間的に変動しない静的な電場に関する電磁気学の基礎を学ぶ。また、さらに演習で扱う例題を通して、それらの知識の定着をはかる。 |
到達度目標 | 大きな目標としては、静電場に関する基本的な用語・概念を理解し、他の分野・科目に於いてもそれらを応用できること(結局これに尽きる)。小さな目標としては、ガウスの法則等の静電界に関する公式を具体的な例に適用して、現実を模擬した問題を解くことができること。 |
授業計画 |
1.電荷に働く力その1 クーロンの法則 2.電荷に働く力その2 ベクトル スカラー積とベクトル積 3.静電場の性質その1 電場、電気力線 4.静電場の性質その2 ガウスの法則、保存力 5.静電場の性質その3 静電ポテンシャル、静電エネルギー 6.静電場の性質その4 電気双極子 7.中間試験 8.静電場の微分法則その1 微分型のガウスの法則 9.静電場の微分法則その2 微分型の渦なしの法則 10.静電場の微分法則その3 ポアソンの方程式 11.導体と静電場その1 導体のまわりの静電場 12.導体と静電場その2 電気容量、コンデンサー 13.定常電流の性質その1 電流 14.定常電流の性質その2 オームの法則、導体中の電流の分布 15.まとめ 16.期末試験 |
教科書及び教材 | 長岡洋介著「電磁気学I」岩波書店(ISBN4-00-007643-4) 2500円 |
参考書 |
山田直平原著・桂井誠著「電磁気学(電気学会大学講座・3版改訂)」電気学会(発売元オーム社)(ISBN4-88686-231-4) 2800円 山口昌一郎著「基礎電磁気学(改訂版)」電気学会(発売元オーム社)(ISBN4-88686-229-2) 2600円 <電気的・実用的なアプローチが特徴です。両方とも電気学会から刊行されている良書ですが、電気業界では、前者は「赤本」後者は「青本」と呼ばれています> |
成績評価方法 | 60点以上を合格とする。その成績は、定期試験週間に行う期末試験(40%)と中間試験(30%)および毎回の演習時の小テスト(又はレポート)(30%)により評価する。不合格者に対しての再試験は今のところ予定していないが、中間試験・期末試験の欠席者(正当な理由がある者)に対しては、追試験を行う予定である。なお、原則として、理由無く4回以上欠席した者は評価の対象としない。 |
履修上の注意 | 特になし。なお、本科目は授業と演習からなり、それぞれ週1回(計2回/週)開講される。また、1学年を2つのグループに(演習では3グループに)分けて、並列開講する |
教員メッセージ | 授業で得られた知識は、連動したその週の演習で定着させましょう。電磁気に於いては、「定期試験直前に一気呵成に勉強する」と豪語して、達成できた人は未だいません。 |
学習・教育目標との対応 |
この科目は、当学科の学習目標のうち、 B「電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する」 C「習得した知識を種々の問題に適用し、その結果を検討・評価する能力を修得する」 に主体的に関連し、 G「物事を自主的・継続的に学習する能力を修得する」 に付随的に関連する。 |
関連科目 | 基礎電磁気学(必修)、電磁気学II(必修)、電子物性(必修)、電磁気III(必修)、電気電子材料(選択)、半導体工学(選択)、光エレクトロニクス(選択)、無線伝送工学(選択)、高電圧工学(選択)、等 |
備考 |