開講学期 | 2008年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 電気電子工学科 |
対象学年 | 2 |
必修・選択 | 必修 |
授業方法 | 講義及び演習 |
授業科目名 | 基礎電子回路 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 関根ちひろ |
教員室番号 | F302 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5551 |
連絡先(E-mail) | sekine@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 月曜日 16:30〜18:30 |
授業のねらい | 電子回路技術は,ダイオードやトランジスタを中核とする半導体工学の基礎の上に立っている。本講義では,電子回路を理解する上で必要最小限な半導体の性質およびそれを応用した半導体素子の動作原理を理解すると共に,その等価回路の考え方,アナログ量の増幅作用,及びその簡単な近似計算の仕方等回路設計の基本となる基礎知識を身につけることを目的としている。 |
到達度目標 |
1.電子回路に関する基礎的な用語を理解する。(20%) 2.バイポーラトランジスタ・電界効果トランジスタ(FET)の働きとその動作原理を理解する。(40%) 3.バイポーラトランジスタ・FETの基本増幅回路と等価回路の考え方を理解する。(40%) |
授業計画 |
第1週 半導体(真性半導体,n形半導体,p形半導体) 第2週 pn接合,整流作用 第3週 バイポーラトランジスタの動作と特性 第4週 各接地の動作原理,静特性 第5週 FETの原理と特性(接合形,MOS形 FETの原理) 第6週 電子回路の解析に必要な基礎知識(制御電源,等価電源定理) 第7週 電子回路の解析に必要な基礎知識(諸定理,周波数特性の表現) 第8週 トランジスタの等価回路(直流等価回路,交流等価回路) 第9週 h−パラメータ等価回路 第10週 トランジスタのバイアス回路(バイアス,動作点,直流負荷線) 第11週 トランジスタの理想化と回路の簡易計算法 第12週 トランジスタの基本増幅器の特性 第13週 FETの等価回路 第14週 FETのバイアス回路と基本増幅回路 第15週 基本増幅回路の従続接続 第16週 定期試験 |
教科書及び教材 | 藤井信生著 「アナログ電子回路の基礎」 昭晃堂 定価 2625円 |
参考書 | 石橋幸男著 「アナログ電子回路演習」 培風館 定価 2600円+税 |
成績評価方法 |
60点以上を合格とする。その成績は,定期試験週間に行う期末試験(70%)と小テスト(又はレポート)(30%)により評価する。再試験は特別な理由がない限り実施しない。不合格者は再履修すること。 目標1.小テスト,定期試験において論述問題を出題し,達成度を評価する 目標2.小テスト,定期試験において計算問題を出題し,達成度を評価する 目標3.小テスト,定期試験において計算問題を課し,出題し,達成度を評価する |
履修上の注意 | 毎回,授業終了前15分間で小テストを行い,理解度をチェックします。 |
教員メッセージ | 基礎的な事項を自分が納得するまで理解するよう努めることが大切です。また、実際に自分の手を動かして演習問題を多く解くことが理解を深めます。 |
学習・教育目標との対応 | この授業の単位修得は,JABEE基準1(1)の(d):該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力 に対応している。学科の学習・教育目標の, (B)−1:電気電子工学分野に関連する基礎的な事項について説明することができ,定量的に計算することができる に対応している。 |
関連科目 | この科目の履修にあたっては、2年前期開講の電気回路Iと関連している。今後の関連科目は、2年後期開講の電子回路Iである。 |
備考 |