開講学期 | 2008年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 情報工学科 |
対象学年 | 4 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | マルチメディア工学 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 佐賀聡人 |
教員室番号 | V501 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5447 |
連絡先(E-mail) | saga@csse.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 金曜日14:00〜15:00(V212) |
授業のねらい | マルチメディア技術は,文字,グラフィックス,音声,静止画,動画,ジェスチャなど多様な媒体をデジタル技術で融合することにより複合的な情報伝達を可能にしつつある.本講義では,進歩著しいマルチメディア技術を人間と計算機あるいは計算機を介した人間相互の情報伝達の手段(ヒューマンインタフェース)をより人間本位なものにしようとする技術として捉えることで,その本質についての理解を促す. |
到達度目標 |
(1)マルチメディアの各要素(文字・音声・画像・コンピュータグラフィックス)の技術的基礎について説明できる.(25%) (2)マルチメディアの各要素に関する代表的な情報処理技術について体系的に説明できる.(25%) (3)マルチメディア情報の圧縮符号化技術について体系的に説明できる.(25%) (4)マルチメディア技術の実社会での応用可能性についての将来展望を述べることができる.(25%) |
授業計画 |
1.マルチメディアとはなにか 2.文字情報処理の基礎 3.音声情報処理・画像情報処理の基礎 4.コンピュータグラフィックス処理の基礎(1) 5.コンピュータグラフィックス処理の基礎(2) 6.文字情報処理の応用 7.音声情報処理の応用(音声認識) 8.音声情報処理の応用(音声合成) 9.画像情報処理の応用 10.コンピュータグラフィックスの応用 11.マルチメディア情報圧縮技術 12. 音情報の圧縮符号化 13. 静止画像の圧縮符号化 14. 動画像の圧縮符号化 15. 知的マルチモーダルヒューマンインタフェースの展開 |
教科書及び教材 |
・小舘香椎子,柳沼良知,小舘亮之「マルチメディア表現と技術」,丸善,定価:本体2,800円+税 ・その他に,最新のマルチメディア応用事例・研究事例を講義中にビデオ等で紹介する。 |
参考書 | |
成績評価方法 | 定期試験の結果によって評価する.100点満点で60点以上を合格とする. |
履修上の注意 |
・指定した教科書を講義に必ず持参すること. ・原則として再試験は行わない. |
教員メッセージ | 本講義の目的は多岐に渡るマルチメディア関連用語を暗記することではなく,マルチメディア技術の本質について洞察する目を養うことにあります.講義中に,マルチメディア応用事例・研究事例や,いくつかの技術的設問を提示しますので,これらについての各自で調査・研究した上で技術的な解説ができるように準備して試験に臨んで下さい. |
学習・教育目標との対応 |
この授業科目は情報工学科の学習目標の以下の項目に対応している. ・情報技術者[情報システム]情報システムの基礎知識と構築・運用能力を身につける. |
関連科目 |
・この科目は「ディジタル信号処理」,「認識と学習」,「視覚情報処理」を基礎とするので、これらの科目を事前に修得していることが望ましい. ・この科目の今後の関連科目は「卒業研究」である. |
備考 |