開講学期 | 2008年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 情報工学科 |
対象学年 | 3 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義と実演 |
授業科目名 | 視覚情報処理 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 前田純治 |
教員室番号 | V602 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5413 |
連絡先(E-mail) | junji@csse.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 火曜日 15:30-16:30 |
授業のねらい |
・視覚から得られる情報は重要であり、人間の視覚系は容易に視覚情報の処理と認識を行っている。しかしながら、コンピュータによる画像の処理と認識はそう容易なことではなく、現在でも活発に研究が行われている。 ・この授業では、ディジタル画像処理、画像パターンの認識及びコンピュータグラフィックスに関する基本的な事柄について学ぶ。 ・総括として、これらの技術を利用した作品を制作し、評価を行うことで、構成力、企画力の習得を図り、また、第3者への伝達効果を考慮する作品製作を実践できる能力の育成を目的とする。 |
到達度目標 |
1.ディジタル画像処理の基礎について理解を深める。 2.画像パターンの認識の基礎について理解を深める。 3.コンピュータグラフィックスの基礎について理解を深める。 |
授業計画 |
1週目:視覚情報処理の概要 2週目:ディジタル画像の基本的トピックス(第1章、第2章) 3週目:ディジタル画像の基礎(第3章) 4週目:ディジタル画像の基礎(第3章) 5週目:画像強調と復元(第4章) 6週目:画像強調と復元(第4章) 7週目:画像解析(第5章) 8週目:画像解析(第5章) 9週目:画像パターンの認識(配付資料) 10週目:画像圧縮(第6章) 11週目:コンピュータグラフィックス(配付資料) 12週目:コンピュータグラフィックス(配付資料) 13週目:コンピュータグラフィックス(配付資料) 14週目:作品製作(「視覚情報処理応用演習」解説) 15週目:定期試験 |
教科書及び教材 |
・藤岡弘、中前幸治共著「画像処理の基礎」昭晃堂 定価(2900円+税) ・パソコンによるディジタル画像処理の実演を行う。 ・コンピュータグラフィックスの事例をパソコンの実演、ビデオ等で紹介する。 ・教科書に記載の無い部分は,資料として配布する。 |
参考書 |
・安居院猛、長尾智晴共著「画像の処理と認識」昭晃堂 定価(3500円+税) ・白井良明、谷内田正彦共著「パターン情報処理」オーム社 定価(3300円+税) ・中島正之、山本正信共著「グラフィックスとビジョン」オーム社 定価(2500円+税) ・横井茂樹著「ビジョンとグラフィックス」培風館 定価(3200円+税) |
成績評価方法 |
・定期試験(一切の持ち込み不可)により成績をつける。100点満点で60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 |
・授業には、指定した教科書を持参して毎回必ず出席して下さい。 ・定期試験の問題は、教科書の履修と授業への出席を前提として作られます(試験問題は教科書からだけでなく、配布資料および板書からも出題されます)。 ・授業時間内に、理解度を確認するための小テストを数回実施します(教科書とノートの持ち込み可)。この小テストに点数はありませんが、重要な事柄ばかりを出題しますので良く理解するように務めて下さい。 ・授業時間中の質問は大歓迎します。 ・再試験は行いませんので不合格者は再履修して下さい。 ・3年次後期の「視覚情報処理応用演習」は本授業の演習科目です。「視覚情報処理応用演習」を履修予定の者は、必ず本授業を履修して下さい。 |
教員メッセージ |
・「視覚情報処理」が対象とする分野は非常に広く、一冊の教科書でカバーすることは不可能ですので、教科書に記載の無い内容や最新のトピックスについて,毎時間の授業の中で板書および配布資料にて対応します。 ・また、専門用語やアルゴリズムや式の意味することを視覚的に理解してもらうために、パソコンを駆使した実演をほぼ毎時間行う予定です。時間の関係で、実演は一度しか行いませんので見逃さないように注意して下さい。 ・なお、日程と機材の関係で、作品製作の部分は「視覚情報処理応用演習」にて行う予定です。 |
学習・教育目標との対応 |
・この授業科目は情報工学科の学習目標の以下の項目に対応している。 情報技術者[情報システム]情報システムの基礎知識と構築・運用能力を身につける。 |
関連科目 |
・この科目の履修にあたっては、1年次後期の「線形システム論」、および、2年次後期の「ディジタル信号処理」を履修しておくことが望ましい。 ・この科目の関連科目は、3年次開講の「認識と学習」、「視覚情報処理応用演習」、および、4年次開講の「マルチメディア工学」などである。 |
備考 |