開講学期 | 2008年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 情報工学科3年 |
対象学年 | 3 |
必修・選択 | 必修 |
授業方法 | 実験 |
授業科目名 | 情報工学実験A |
単位数 | 1.5 |
担当教員 | 塩谷浩之、永野宏治 |
教員室番号 |
V-508 (永野) V605 (塩谷 |
連絡先(Tel) |
0143-46-5420(永野) 0143-46-5436(塩谷) |
連絡先(E-mail) |
永野 nagano(at)csse.muroran-it.ac.jp 塩谷 shioya(at)csse.muroran-it.ac.jp @を(at)と表示 |
オフィスアワー | 木曜日9:00〜10:00 (永野),水曜日11:00-12:00(塩谷) |
授業のねらい |
講義で学んだことを実際に自分で行うことによって、講義で学んだ事柄をより深く理解する。 信号処理においては,信号処理等の講義で学んだことを実際に自分で行うことによって, 講義で学んだ事柄をより深く理解する. 離散時間の信号処理の基礎と数値・数式処理ソフトウエアを用いた実験を通じてレポートにまとめて提出することにより,技術レポート 作成の基礎を体験する. PICマイコンの実験では,OSに守られていない計算機(PICマイコン)を直接操作する過程をとおして,計算機システムの基本的動作を理解する。 さらに、実験したことをレポートにまとめて提出することによって技術レポート作成の基礎を体験する。 |
到達度目標 |
1. 信号処理 ・フーリエ変換を用い様々な信号の周波数スペクトルを計算・解析できる。(20%) ・フーリエ変換と離散フーリエ変換を関係を理解し,離散時間信号の離散フーリエ変換を計算できる。(20%) ・高速フーリエ変換の信号処理に関する理論を理解し,基本的な離散スペクトルを解析できる。(10%) 2.PICマイコンの基礎とプログラミング ・PICマイコンの開発環境を操作できる。(20%) ・PICマイコンでスイッチとLEDを操作できる。(20%) ・PICマイコンで自分のアイディアを実現できる。(10%) |
授業計画 |
履修登録した学生を2グループに分ける。第1週は全体のガイダンスを行う。そして,7週をディジタル信号処理の実験,7週をPICマイコンの実験にあて,その後交代する。 1週目 全体ガイダンス 2週目 Matlab操作・信号処理基礎, 3週目 離散時間信号に関する実験 4週目 フーリエ変換に関する実験 5週目 離散フーリエ変換に関する実験 6週目 高速フーリエ変換に関する実験 7週目 線形時不変システムに関する実験 8週目 デジタルフィルタに関する実験 9週目 PICマイコンの実験1(開発環境の理解) 10週目 PICマイコンの実験2(加算・減算プログラム製作とLED点滅回路製作) 11週目 PICマイコンの実験3 (7セグメントLED回路製作) 12週目 PICマイコンの実験4(ブレッドボード上で回路製作) 13週目 PICマイコンの実験5 (PIC回路とプログラムの自由製作) 14週目 PICマイコンの実験6 (PIC回路とプログラムの自由製作) 15週目 PICマイコンの実験7 (PIC回路とプログラムの自由製作の成果発表) |
教科書及び教材 |
2テーマともに,実験テキストを印刷物で配布する。 (注)信号処理では,以下の本を必ず用意すること. ディジタル信号処理(樋口龍雄,川又政征著),昭晃堂 <授業,デジタル信号処理の教科書です> |
参考書 |
信号処理 ・信号処理:ディジタル信号処理(樋口龍雄,川又政征著),昭晃堂 PICマイコンの実験 ・マイクロチップ・テクノロジー・ジャパンのホームページ ・後閑哲也氏のホームページ「電子工作室の実験室」 ・高田直人,「CによるPIC活用ブック」, 東京電機大学出版局 ・堀桂太郎,「図解PICマイコン実習 : ゼロからわかる電子制御」,森北出版 ・高橋隆雄,「やさしいPICマイコンプログラミング&電子工作」,秀和システム |
成績評価方法 |
提出されたレポートの内容で成績を判定する。 ただし,次の2点が成績評価の必要条件である。 (1)全ての実験に出席し,実験を行うこと。 (2)全ての課題のレポートを提出すること。 |
履修上の注意 |
不合格の場合は,次年度再履修すること。 再履修する場合,正規学年の学生と同じに出席し,レポートを提出すること。 「情報電子工学概論」「電子情報回路」「組込みシステム」「情報計測学」の内容を復習,理解して臨むこと。 |
教員メッセージ |
信号処理:信号処理や他数値解析にも有用なMatlabを使う良い機会となると思います. Matlabの基本的利用の仕方をマスターできます. PICマイコンの実験では,OSに守られていない環境下で,物(電気回路と電子回路)を動かす楽しさを味わってください。これはパソコンで慣れた計算機とは別のおもしろさがあります。 |
学習・教育目標との対応 |
この授業科目は情報工学科の学習目標の以下の項目に対応している。 情報技術者「コンピュータサイエンス」 情報工学の基礎知識と応用能力を身につける。 |
関連科目 | 「情報電子工学概論」「電子情報回路」「組込みシステム」 |
備考 |