開講学期 | 2008年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 情報工学科 |
対象学年 | 2 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | 言語処理系論 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 須藤秀紹 |
教員室番号 | V616 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5431 |
連絡先(E-mail) | suto@csse.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 火:15:00〜16:00(V307で対応) |
授業のねらい | コンパイラの仕組みを理解するために必要な言語理論の基本,及び,構文解析理論とその実現方法について学ぶ. |
到達度目標 |
・有限オートマトン,プッシュダウンオートマトン,チューリングマシンなど,言語処理の基礎について理解する(50%) ・有限オートマトン,プッシュダウンオートマトン,チューリングマシンの特性の違いについて説明できる(25%) ・アルゴリズムに応じた状態遷移グラフが描ける(25%) |
授業計画 |
1週目:ガイダンス,講義の目的・概略〜プログラミング言語とその処理 2週目:オートマトンの概略 3週目:数学的な知識の確認(本講義で必要になる集合やグラフといった数学の知識の確認) 4週目:有限オートマトン1(決定性有限オートマトン) 5週目:有限オートマトン2(非決定性有限オートマトン) 6週目:有限オートマトン3(空動作をもつ有限オートマトン) 7週目:有限オートマトン4(決定性有限オートマトンと非決定性有限オートマトンの関係) 8週目:正則表現 9週目:プッシュダウン・オートマトン1 10週目:プッシュダウン・オートマトン2 11週目:プッシュダウン・オートマトン3 12週目:チューリング機械1 13週目:チューリング機械2 14週目:まとめ,演習問題 15週目:定期試験 |
教科書及び教材 |
森北出版 オートマトン・言語理論 (富田悦次/横森貴 著) 2800円+税 |
参考書 |
・エイホ他 著「コンパイラ」培風館(6525円) ・レイワード・スミス 著「コンピュータ・サイエンスのための言語理論入門」共立出版株式会社(2415円) ・佐々政孝著「プログラミング言語処理系」岩波書店 (5040円) |
成績評価方法 |
・定期試験 ・100点満点で60点以上を合格とする. |
履修上の注意 |
・C言語など、なんらかのプログラミング言語を理解していること. ・不合格のもののうち,50点台以上のものには再試験を実施する |
教員メッセージ |
・言語処理系に関する知識は,コンパイラの設計時にはもちろんのこと,効率の良いプログラムデザインのためにも必要となります. ・多少難解な内容を含みますので,休まず講義に出席するようにして下さい. |
学習・教育目標との対応 |
・この授業科目は情報工学科の学習目標の以下の項目に対応している. 情報技術者[コンピュータサイエンス]情報工学の基礎知識と応用能力を身につける. |
関連科目 | ・「プログラミングA」,「情報工学演習B」, 「情報工学演習C」,「データ構造とアルゴリズム」,「計算機システム」など. |
備考 |