開講学期 2008年度 前期
授業区分 週間授業
対象学科 機械システム工学科
対象学年 3
必修・選択 必修
授業方法 講義 (一部,演習)
授業科目名 機械システム設計学
単位数 2
担当教員 風間俊治
教員室番号 B310-3
連絡先(Tel) 0143-46-5349
連絡先(E-mail) kazama@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 月,10:30-12:00
授業のねらい 多種多様な機械および機械システムを設計する際には,その用途や分野に応じた部品や設計法が求められる.しかしながら,機械の全体あるいはその主要部は,基盤となる工学知識に基づき設計され,代表的な機械要素で構成される.本授業では,力学系基礎工学の応用や機械要素技術の理解を通して,機械設計の基礎を学ぶ.
到達度目標 機械システムの結合系,回転軸系,動力伝達系に用いられる各構成要素の基礎や規格の概要を把握できる(理解力 50 %).静的あるいは定常的な特性評価および基礎的な設計計算ができる(計算力 50 %).
授業計画 週 : 単元 pp.教科書頁 [課題番号]
第1週 : 概要,生産設計,単位 pp.1〜3,281〜305 [1]
第2週 : 基礎(強度設計,許容応力・安全率) pp.3〜23 [2]
第3週 : 基礎(強度設計,許容応力・安全率) pp.3〜23 [3]
第4週 : 基礎(はめあい,表面性状・粗さ) pp.23〜32 [4]
第5週 : 結合系(ねじ) pp.33〜60 [5]
第6週 : 結合系(リベット,溶接) pp.61〜87
第7週 : 中間まとめ
第8週 : 回転系(軸) pp.88〜100 [6]
第9週 : 回転系(キー) pp.100〜104 [7]
第10週 : 回転系(軸継手,すべり軸受) pp.104〜117,117〜132 [8]
第11週 : 回転系(転がり軸受) pp.132〜145 [9]
第12週 : 回転系(転がり軸受,シール) pp.132〜154 [10]
第13週 : 伝達系(歯車) pp.155〜185 [11]
第14週 : 伝達系(クラッチ,ブレーキ,ベルト) pp.185〜230 [12]
第15週 : 総まとめ,補講
第16週 : 定期試験
(注)進捗状況や都合により変更を生じる場合がある.
教科書及び教材 教科書:和田稲苗編著「機械要素設計」実教出版,3,360円(税込.平成20年現在)
参考書 1.日本機械学会編「機械工学便覧 B:応用編」,日本機械学会.[附属図書館蔵, 1F参考図書 530.3 ]
2.伊藤美光著「機械要素のシステム設計」日刊工業新聞社.[附属図書館蔵,1F泉文庫 531.3]
3.米山猛著「機械設計の基礎知識」日刊工業新聞社.[附属図書館蔵 ,1Fシラバス 531.9]
4.畑村洋太郎編著「実際の設計」日刊工業新聞社.[附属図書館蔵, 1Fシラバス 531.9] 
成績評価方法 提出課題60点満点および定期試験40点満点の合計100点満点で採点し,60点以上を合格とする.提出課題はレポート形式(口頭試問を含む場合がある).1問(回)5点満点で計12問(回)60点満点(提出遅れは1〜2点減点.不完全解答や不正解は1〜5点減点).
履修上の注意 すべての課題を提出し,かつ定期試験を受験すること.再試験は実施しません(不合格者は再履修).
教員メッセージ 授業中,簡単な演習を行います.毎回,教科書,ノート,筆記用具,関数電卓を忘れずに持ってきて下さい.
学習・教育目標との対応 ・学科の学習・教育目標との対応
 (A)-4 機械システム工学に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力
・JABEEの学習・教育目標との関連
 (d)-(2) 機械工学の主要分野(材料と構造,運動と振動,エネルギーと流れ,情報と計測・制御,設計と生産・管理,機械とシステム)のうち各プログラムが重要と考える分野に関する知識と,それらを問題解決に応用できる能力.なお,各分野の内容要件については別に定める.
 (e) 種々の科学,技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
関連科目 [必要とする主要科目]機構学,機械製図,材料力学I,II,機械力学
[必要とされる主要科目]コース別の設計法,卒業研究I,II(テーマに依存)
備考 課題(計12問)は,2回に分けて,指定された用紙,形式で,指定する日時に提出して下さい(すべての課題を提出しても,必ずしも60点とはなりません).授業中の私語,入退出,携帯電話の使用は,他の受講生の迷惑になりますので,控えて下さい.授業計画は,進捗状況や都合により,一部,変更する場合があります.