開講学期 2008年度 前期
授業区分 週間授業
対象学科 機械システム工学科
対象学年 1
必修・選択 必修
授業方法 授業及び演習
授業科目名 基礎理科 A(機械)
単位数 1
担当教員 湊 亮二郎
教員室番号 B222-2
連絡先(Tel) 内線(5378)
連絡先(E-mail) r-minato@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 水曜10:00~12:00
授業のねらい 物理学の基礎分野のうち、力学について、その考え方や概念をしっかり把握し、問題を着実に解けるようになる。
高校までの物理をしっかりと身につけ、主専門基礎科目にある、物理学A, Bに発展させることを目標とする。
到達度目標 <単元1>
 ・角度を度(°)でなく弧度(rad)で表すことに慣れる。
 ・三角形の3辺と角度の関係を説明できる。
 ・ベクトルの基本的な性質がわかり,足し算,引き算および内積が計算できる。
 ・位置を表すには何が必要かわかり,ベクトルとの関係を説明できる。
 ・速さと速度の区別ができ,さらに計算ができる。
 ・加速度の計算ができる。
<単元2>
 ・1つの物体に加わる力をベクトルとして図示し、力とつりあいを理解できる。
 ・2つの物体の間に働く力を図示し、作用反作用の法則を理解できる。
 ・重力を説明できる。
 ・力が作用する物体の運動状態を説明できる。
 ・運動方程式がどのような物理量の間の関係を表し,どのような形をしているか説明できる。
 ・等速直線運動と等加速度直線運動を説明でき,両者の区別ができる。
 ・等速円運動を説明でき,その特徴がわかる。
<単元3>
 ・力積と運動量の定義が説明でき,何を表すのかがわかる。
 ・物体の正面衝突を力積と運動量をキーワードにして説明できる。
 ・運動量保存の法則がどのようなときに成り立つかを説明できる。
 ・力が物体にする仕事を計算できる。
 ・運動エネルギーと位置エネルギーを説明でき,簡単な計算ができる。
 ・力学的エネルギー保存の法則がどのようなときに成り立つかを説明できる。
授業計画 (1)4/14   基礎理科Aガイダンス(全員対象、N403室)
(2) 4/21    プレースメント試験(全員対象、N403及びN405室他)
(3) 4/28    単元1テスト(1) (プレースメント試験不合格者対象)
(4) 5/7(水)   〃 講義1 数学的基礎知識
(5) 5/12     〃 講義2 位置,速さ,速度及び加速度
(6) 5/19     〃 テスト(2)
(7) 5/26    単元2テスト(1) (プレースメント試験不合格者対象)
(8) 6/2     〃 講義1 力とつりあい
(9) 6/9      〃 講義2 力と運動
(10)6/16    〃 テスト(2)
(11) 6/23    単元3テスト(1) (プレースメント試験不合格者対象)
(12) 6/30    〃 講義1 運動量と力積
(13) 7/7  〃 講義2 仕事とエネルギー
(14) 7/14  〃 テスト(2)
(15) 7/28    まとめの講義と個別指導(各単元テスト(2)で不合格者の学生対象)
教科書及び教材 授業に必要な教材は適宜プリントとして配布する。
ただし,講義を受講する場合,高校物理の教科書か参考書を準備すること.
参考書 (A)高等学校教科書
  数学I、数学II、数学III、数学A、数学B、数学C
  物理I、物理II
(B)浜島 清利 (著) 物理のエッセンス力学・波動―新課程対応 河合塾SERIES
  出版社: 河合出版 ; ISBN: 4777201058 ; 改訂版 版 (2004/07) 860円 
成績評価方法 (A)全員プレースメント試験を受験し、100点満点で80点以上を合格として単位認定する。合格者はその後の単元1、2、3の学習がすべて免除される。
(B)プレースメント試験不合格者は、単元1、2、3ごとに行われるテスト(1)をそれぞれ受験し、各単元とも100点満点で70点以上をその単元の合格とする。
 ・各単元でテスト(1)の合格者はその単元の学習が免除される。
 ・テスト(1)不合格者はその単元で行われる講義1、2を受けテスト(2)を受験し、各単元とも100点満点で60点以上をその単元の合格とする。
(C)単元1、2、3をすべて合格した者を単位認定する。
(D)テスト(2)に合格しない単元が1つ以上ある場合、最後のまとめの講義と個別指導を受け、成績評価される。
履修上の注意 病気、忌引き等正当な理由のない欠席は不可とする。
教員メッセージ 物理は、あらゆる工学の基礎になる科目ですので、しっかり勉強してください。
学習・教育目標との対応 <学科の学習・教育目標との対応>
1.工学上の諸問題を科学的に解決するための基礎知識の修得 
a. 物理学等の自然科学に関する基礎知識とそれらの応用能力

<JABEEの学習・教育目標との関連>
(c)数学、自然科学および情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力
関連科目 物理学A、物理学B
備考 全員プレースメント試験の合格者は、4/24までに掲示する