開講学期 2008年度 前期
授業区分 週間授業
対象学科 建設システム工学科 土木コース
対象学年 3
必修・選択 選択
授業方法 講義及び演習
授業科目名 土木構造力学V
単位数 2
担当教員 岸 徳光、栗橋祐介
教員室番号 D207, D208
連絡先(Tel) 0143-46-5226, 0143-46-5225
連絡先(E-mail) kishi@news3.ce.muroran-it.ac.jp, kuri@news3.ce.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 教員室前に掲示
授業のねらい この講義では,基本的な不静定構造である不静定トラス,アーチ,ラーメンに関する解法を教授し,課題演習を通して創造的な能力を養う.
到達度目標 (1) 応力法による不静定トラスの解法を理解する.
(2) 静定アーチの考え方と不静定アーチの解法を理解する.
(3) たわみ角式の誘導ができる.
(4) たわみ角式を用いたラーメンの解法を理解する.
(5) 簡単なラーメン構造の断面力や節点の変形を求められる.
授業計画    週     講義内容                           (教科書の頁)
第1週目   不静定トラス解法,例題(外的一次不静定)       (pp.33-40)
第2週目   例題(外的二時不静定)                   (pp.40-46)
第3週目   内的不静定トラス,不静定トラスの影響線        (pp.46-53)
第4週目   静定アーチ及び2ヒンジアーチの解法          (pp.60-65)
第5週目   2ヒンジアーチの影響線                   (pp.65-71)
第6週目   固定アーチの解法                      (pp.77-82)
第7週目   固定アーチの影響線                     (pp.82-87)
第8週目   ラーメンの不静定次数,たわみ角式の誘導       (pp.91-96)
第9週目   角モーメント及び釣合い条件と角方程式         (pp.97-104)
第10週目  せん断力の釣合い式                     (pp.104-109)
第11週目  例題(一径間ラーメン各種)                 (pp.109-116)
第12週目  例題(多径間ラーメン各種)                 (pp.116-124)
第13週目  支点移動の影響(外力以外の影響への対応1)     (pp.124-128)
第14週目  温度変化による影響(外力以外の影響への対応2)  (pp.128-132)
第15週目  変形法の概説                         (pp.54-59)
        (定期試験)
教科書及び教材 能町純雄著 「構造力学U」 朝倉書店
参考書 杉本礼三著 応用力学演習 下巻 森北出版 
成績評価方法 定期試験で50点以上の者を対象に,定期試験80%,課題20%で評価し,60%以上を合格とする.
出席が70%以上の者に受験資格を与える.出席が70%に満たない者,定期試験の成績が25%に満たない者および再試験不合格者は再履修とする.
履修上の注意 ○ 70%以上の出席が必要
○ 再試験は1回のみ
○ 定期試験の成績が25%未満の場合は再履修
○ 材料の力学,土木構造力学T,素朴構造力学Ua,土木構造力学Ubの内容を理解していることが望ましい
教員メッセージ 時間割表では課題に取組む時間を設定し,TAを配置するので積極的に活用し,理解を深めてもらいたい.
学習・教育目標との対応 対応する土木コースの学習教育目標:
○(C) 未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊かな能力を身に付ける(将来能力)
◎(D) ジェネラルコントラクタ−(総合建設業)・コンサルタント(設計会社)・官公庁などで働く技術者に必要とされる工学基礎の修得(土木専門基礎)
○(E) 実験・実習・演習や,現地視察・実務に携わる人々からの講義などを重視した実践力の修得(実験実習)
関連科目 この講義の履修にあたっては,1学年開講の材料の力学,土木構造力学T,2学年開講の土木構造力学Ua,土木構造力学Ub,を履修しておくことが望ましい.
今後の関連科目は4学年開講のマトリックス構造解析である.
備考