開講学期	2008年度 前期
授業区分	週間授業
対象学科	建設システム工学科（建築コース）
対象学年	3
必修・選択	必修
授業方法	講義及び演習
授業科目名	技術者倫理 （建設）
単位数	2
担当教員	溝口光男、大坂谷吉行
教員室番号	大坂谷　Ｙ−５０２ 溝　口　Ｄ−２２８
連絡先(Tel)	大坂谷　0143-46-5249 溝　口　0143-46-5205
連絡先(E-mail)	大坂谷　osakaya@mmm.muroran-it.ac.jp 溝　口　mitsuo@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー	大坂谷　月曜日　12時00分〜12時30分，火曜日　12時00分〜12時30分 溝　口　火曜日　12時00分〜12時30分，金曜日　12時00分〜12時30分
授業のねらい	技術者倫理の基本概念を理解し、技術者として身につけなければならない基礎的な技術者倫理に関する知識を獲得する。そのうえで具体的な事例をとおして、技術者の判断が社会や環境に与える影響を理解し，倫理的ジレンマの解決方法を多様な価値観を踏まえ考察する。本授業では，講義、グループ討論、調査、分析、発表などを総合して技術者倫理を修得する。
到達度目標	１．技術者倫理に関する基本的な概念を理解し，技術者の判断が社会や環境に与える影響を理解することができる。(理解力) ２．多岐の分野におよぶ技術者倫理を継続的に学習し，総合的に技術者倫理を理解することができる。 (継続学習能力) ３．現実的な事例における倫理的な問題をとおして，個人はもとよりグループで協力して問題解決に当たることができる。(問題解決能力) ４．技術者倫理をとおして，分析力、調査力などのスキルを身につけることができる。(分析調査能力)
授業計画	１週目　シラバスの説明、技術者倫理とはなにか ２週目　倫理は怖くない　　　　　　p.13-24（教科書） ３週目　建築技術者の倫理とは　　　 ４週目　技術者倫理の解決法　　　　 ５週目　企業倫理　　　　　　　　　p.51-62（教科書） ６週目　ヒューマンエラー　　　　　p.77-86（教科書） ７週目　グループ討論（内部告発） ８週目　グループ討論（内部告発） ９週目　発表会（１）（内部告発） １０週目　事例研究（建築系） １１週目　事例研究（建築系） １２週目　グループ討論 １３週目　グループ討論 １４週目　グループ討論 １５週目　発表会（２） 　　　　　定期試験
教科書及び教材	北海道技術者倫理研究会編「オムニバス技術者倫理」　共立出版　定価3200円+税
参考書	日本建築学会「建築倫理用教材」日本建築学会　定価（1400円） 札野順著「技術者倫理」日本放送出版協会　定価(3400円)（図書館に所蔵） 米国NSPE倫理審査委員会編「科学技術者倫理の事例と考察」丸善　定価(3000円)（図書館に所蔵） シンジンガー他「工学倫理入門」丸善　（3200円）（図書館所蔵） ウィットベック「技術倫理　１」みすず書房（2800円）（図書館所蔵） 杉本泰治,高木重厚「技術者の倫理　入門 第3版」丸善（1700円）（図書館所蔵） 中村収三「技術者による実践的工学倫理」化学同人（2400円）（図書館所蔵） ほか本学附属図書館に多数蔵書およびビデオ有り。
成績評価方法	100点満点でレポート４０点，グループ討論および発表４０点および定期試験２０点として評価し，６０点以上を合格とする。
履修上の注意	１．建設システム工学科建築コースの学生に限る。 ２．インターネット、パソコンの基本技術が必要です。 ３．履修には出席率（＝出席回数／授業回数）80％以上が必要。 ４．授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。 ５．再試験は行わない。 ６．授業風景の音声，映像等を記録することがありますので，ご協力ください。
教員メッセージ	・講義に加えて調査、研究、討論、発表を行います。 ・授業は1クラス制（大教室）と2クラス制（中教室）で実施しますので，毎時間の教室の確認をしてください。 ・授業中の質問は大歓迎。オフィスアワーなどでの質問も適宜受け付ける。 ・見やすいレポート（文字や書き方）を心がけること。
学習・教育目標との対応	この授業の単位修得は、JABEE基準１（１）の(b)：技術が社会や自然に及ぼす影響や効果，および技術者が社会に対して負っている責任に対する理解（技術者倫理），に寄与する。 学科（建築コース）の学習・教育目標の（Ｂ）：良識ある人間性，倫理性，福祉への感性と，健全なる心身を形成する，（Ｃ）：未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し，将来にわたって豊かな能力を身に付ける，に寄与する。
関連科目	今後の関連科目は，３学年開講の建築法規である。
備考	外部講師紹介 □新田孝彦　(北海道大学文学部教授) □竹中章二 （東芝電力システム社技師長）