開講学期 2008年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 数理システム工学専攻
対象学年 1
必修・選択 選択
授業方法 講義
授業科目名 形の数理特論
単位数 2
担当教員 橋雅朋
教員室番号 プレハブ1階
連絡先(Tel) 0143-46-5806
連絡先(E-mail) masatomo@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 水曜日14:35〜16:05 
授業のねらい ユークリッド空間や位相空間を基とし、形の元となるクラスとして多様体を導入する。
特に多様体上の微分幾何学を構成し可微分多様体、座標変換、可微分多様体上の関数や写像、接ベクトル空間、ベクトル場、微分形式について解説し、工学で現れる物体を微分幾何学的に理解するための基礎を築くことを目標とする。
到達度目標 1. 多様体の概念を理解することができる。
2. 可微分写像について理解することができる。
3. 接空間について理解することができる。
4. ベクトル場や微分形式を理解することができる。
授業計画  1回週  準備:ユークリッド空間
 2回週  準備:位相空間
 3回週  ユークリッド空間内の多様体 1
 4回週  ユークリッド空間内の多様体 2
 5回週  多様体の定義
 6回週  可微分多様体の例
 7回週  座標変換
 8回週  可微分写像 1
 9回週  可微分写像 2
10回週  接ベクトル空間の定義
11回週  接写像
12回週  ベクトル場 1
13回週  ベクトル場 2
14回週  微分形式 1
15回週  微分形式 2
教科書及び教材 開講時までに受講者が読むべき教材を掲示して通知する。
参考書 必要であれば適宜指示する。 
成績評価方法 レポートと演習により100点満点に換算して評価する。
60点以上が合格となる。
履修上の注意 微分積分学、線形代数学、集合論、位相空間論を理解していることが望ましい。
教員メッセージ 疑問や質問等あれば高橋研究室まで来て下さい。
学習・教育目標との対応 この講義の単位取得は、本専攻の学習・教育目標
(1) 数学に関する高度な専門知識、工学分野の基礎的素養、
   及び特定の分野に偏らない分野横断的な思考の修得
(2) 数学の幅広い素養と数学を基にした数式処理・数値実験等の専門的知識の修得
(3) 数理科学の2つのふへんせい(普遍性、不変性)の重要性を理解し、物事を統一的な視点から眺め、
   処理する能力の修得
(4) 数学的知識と数理的思考により専門知識を活用・応用し、
   学際的な諸問題の解決と新技術の創生に貢献できる能力の修得、
に対応している。
関連科目 計算機リテラシー特論 計算機リテラシー演習
備考 オフィスアワー以外にも在室時には対応します。