開講学期 2008年度 後期
授業区分 集中講義
対象学科 航空宇宙システム工学専攻
対象学年 1
必修・選択 選択
授業方法 講義
授業科目名 航空宇宙通信工学特論
単位数 1
担当教員 高野 忠
教員室番号
連絡先(Tel)
連絡先(E-mail)
オフィスアワー
授業のねらい 航空機,およびロケット,人工衛星,深宇宙探査機あるいは宇宙基地などの宇宙機を対象として,通信の役割を明らかにする.次いで通信技術の内容を,各航空機や宇宙機に対応して,説明する.必要に応じ,最新の研究動向についても述べる.航空機・宇宙機システムのための通信技術は,通信ミッションのための通信(衛星通信),あるいは他ミッションへの応用(GPS等)にも発展した.その中味についても述べる.
到達度目標 航空宇宙システムに必須となる通信技術について,理解すること.システムを構築するための全般的知識の収得を第一とし,できれば特定項目の研究能力の開発も目指す.
授業計画 第1週:航空宇宙通信工学のシステム全体の中での位置づけ.発展の歴史.
第2週:航空機や宇宙機における通信の役割と標準化.
第3週:各種情報の電気信号化.情報量の考え方.
第4週:電波に乗せる.変調と復調.
第5週:電波を送り、受ける.マイクロ波回路とアンテナ,電波伝搬.
第6週:雑音の種類. 受信機性能(利得,雑音指数),S/Nの考え方.
第7週:地上の局やセンター間の通信ネットワーク.宇宙機間の通信ネットワークの動向.
第8週:GPSの役割とシステム構成.
教科書及び教材 講義ノートを配布する。
参考書 ・高野忠,佐藤亨,柏本昌美,村田正秋,“宇宙工学シリーズ1−宇宙における電波計測と電波航法”(第2版),コロナ社,2005,3月.
・高野忠,小川明,坂庭好一,小林英雄,外山昇,有本好徳,“宇宙工学シリーズ4−宇宙通信および衛星放送”コロナ社,2001、11月.
 
成績評価方法 成績評価は、レポート(1〜2回)と出席状況によって行い、100点満点中60点以上を合格とします。
履修上の注意
教員メッセージ
学習・教育目標との対応
関連科目
備考