開講学期 2008年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 1年
対象学年 1
必修・選択 選択
授業方法 講義、演習
授業科目名 非線形光学
単位数 2
担当教員 矢野隆治
教員室番号 K314
連絡先(Tel) 5613
連絡先(E-mail) ryie1 のあとに @mmm.muroran-it.ac.jp をつける
オフィスアワー 後期時間割決定後に掲載する
授業のねらい 物質の光学的状態が、光を物質に照射する事で変化し、光照射を止めると元の状態に戻る。
物質を介して光による光の制御する事などの理論的な取り扱いの基礎を理解する.
到達度目標 物質と電磁波との相互作用の取り扱いを理解するため、密度行列を用いた2準位系の取り扱いを学ぶ。Bloch方程式を用いた現象の理解や、幾何学的位相に関する事柄を理解する。
(1)幾何学的位相の基礎的理解
(2)密度行列を用いた2準位系の取り扱い
(3)光学現象の摂動論的な取り扱い
授業計画 今年度は、以下の内容を予定している。
 第1−5週 光と物質との相互作用(半古典論)
     ・幾何学的位相の基礎的理解
永長の参考文献、Berryの論文などに即して説明します。
     ・密度行列の導出、Blochベクトル     
 第6-15週 摂動論を用いた非線形現象の記述
     密度行列による摂動計算、1〜3次の非線形現象
教科書及び教材 参考書の項目を参照
参考書 参考文献
幾何学的位相
 永長直人 物質の中の宇宙論、固体物理42巻(2007)p1、材料物性棟4階図書室にある。
密度行列、Bloch方程式
 たいていの量子光学の本に載っています。
たとえば、Meystre, Sargent III, Elements of Quantum Optics, Springer (図書館にあります)
日本語の本でも、松岡正浩、量子光学、裳華房 が参考になります。 
成績評価方法 レポ−トによる評価
問題を出しますので、解いてください。
60%以上の正解で、合格です。
履修上の注意 レポ−トによる評価
教員メッセージ 非線形現象に関する数式の理解、および簡単な式の導出が出来るようになる事を目指した講義を行う予定です。
学習・教育目標との対応 なし
関連科目 なし
備考 なし