開講学期 2008年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 電気電子工学専攻
対象学年 1
必修・選択 選択
授業方法 講義
授業科目名 光エレクトロニクス特論
単位数 2
担当教員 宮永滋己
教員室番号 Y201
連絡先(Tel) 0143-46-5530
連絡先(E-mail) miyanaga@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 水曜日 17:00〜18:00、木曜日 17:00〜18:00
授業のねらい  近年様々な分野で、レーザーを用いた線形・非線形コヒーレント光学を基礎とする光計測技術・光情報処理技術が利用されている。本講義では、それらの応用において最も基礎となる光伝搬の性質について、Maxwell方程式を出発点とする光の電磁波動論に基づいて説明する。基礎からの復習に重点を置いて講義を進める。
到達度目標 (1)ベクトル演算の意味を理解し、使うことができる。
(2)Maxwell方程式の物理的意味を理解する。
(3)電磁ポテンシャルの考え方を理解する。
(4)電気双極子放射の特徴を理解する。
(5)波動方程式の種々の解法を理解する。
授業計画 (1)ベクトル演算の復習(∇、∇・、∇×の物理的意味)
(2)Maxwell方程式の物理的意味(微分形式と積分形式)
(3)電磁ポテンシャルとLorentzゲージ(電荷と電流の影響の分離)
(4)電気双極子放射の電磁界(空はなぜ青い)
(5)Maxwell方程式と波動方程式
(6)波動方程式の解析法
(7)物質中の光の伝搬と境界条件

 なお以下の項目については、基礎知識を前提として授業を進める。
(1)数学(ベクトル解析・微分方程式・複素関数など)
(2)電磁気学(電荷、電流、電気双極子、Maxwell方程式など)
教科書及び教材  特に指定しない
参考書 (1)学部で使用した電磁気学の教科書
(2)砂川重信著「理論電磁気学」(紀伊国屋書店) 
成績評価方法  試験またはレポートで評価する。60点以上を合格とする。不合格の場合は再履修とする。
履修上の注意
教員メッセージ
学習・教育目標との対応
関連科目 通信工学特論,計測工学特論,電磁気学特論
備考