開講学期 | 2008年度 後期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 情報工学専攻1年 |
対象学年 | 1 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | 認知情報処理特論 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 前田純治、沖井広宣 |
教員室番号 |
・前田 V602 ・沖井 V504 |
連絡先(Tel) |
・前田0143-46-5413 ・沖井0143-46-5425 |
連絡先(E-mail) |
・前田junji@csse.muroran-it.ac.jp ・沖井okii@csse.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー |
・前田 火曜日 15:00-16:00 ・沖井 水曜日 16:15-17:15 |
授業のねらい |
・この授業では、認知情報処理のなかでも視覚パターンを対象とする画像認識に着目し、その基礎となる原理および応用的手法について講述する。 ・人間が行っている情報処理の中で最も重要なものは、視覚を通じたパターンの認知である。従って、視覚パターンを対象とした画像認識アルゴリズムを学ぶことは、コンピュータによる画像理解の実現という観点から見て有意義であると考えられる。本講義では、カラー画像認識に関する基本的知識、応用的アルゴリズム、及び、カラー画像認識アルゴリズムの開発手法について学ぶ。 ・授業では先ず、コンピュータによってカラー画像の認識を実現する基礎となる原理と応用的なアルゴリズム手法を学ぶ。その後、UNIX上でカラー画像認識アプリケーションを実行するGUIプログラムの開発に関する手法を学ぶ。 |
到達度目標 |
1.カラー画像の認識について基礎となる原理に関する理解を深める。 2.カラー画像の認識について応用的なアルゴリズム手法に関する理解を深める。 3.UNIX上でカラー画像認識アプリケーションを実行するGUIプログラムの開発に関する理解を深める。 |
授業計画 |
1週目:本講義受講における注意事項の説明 2週目:視覚のメカニズム、及び、色の知覚 3週目:色の表示方法(RGB、CIE、Munsell表色系) 4週目:カラー画像処理(領域分割、認識等) 5週目:AI的手法によるカラー画像の認識(遺伝的アルゴリズム、人工生命、進化的computation等) 6週目:カラー画像認識に関する最近の研究動向について(I) 7週目:カラー画像認識に関する最近の研究動向について(II) 8週目:カラー画像認識に関する最近の研究動向について(III) 9週目:カラー画像認識の基本的なアルゴリズム 10週目:カラー画像認識の応用的なアルゴリズム 11週目:カラー画像認識アルゴリズムの開発手法 12週目:X-Window上での画像のハンドリングについて 13週目:GTK+による画像のハンドリングについて 14週目:GTK+によるGUIプログラムの開発について 15週目:GTK+によるカラー画像認識アプリケーションの開発について ・前半7週(2−8週)を沖井が、後半7週(9−15週)を前田が担当する。 |
教科書及び教材 | ・必要な資料を配布して、授業時間中に解説する。 |
参考書 |
・藤岡弘、中前幸治共著「画像処理の基礎」昭晃堂 定価(2900円+税) ・安居院猛、長尾智晴共著「画像の処理と認識」昭晃堂 定価(3500円+税) ・白井良明、谷内田正彦共著「パターン情報処理」オーム社 定価(3300円+税) ・田中ひろゆき著「GTK+入門:基礎からはじめるXプログラミング第2版」ソフトバンク、定価(2600円+税) ・Eric Harlow著「GTK+/GDKによるLinuxアプリケーション開発」翔泳社、定価(3400円+税) ・鈴木哲哉著「GTK+とGladeで作るLinuxプログラミング超入門」すばる舎、定価(2400円+税) |
成績評価方法 |
・2人の担当者が課題として与えたレポートの結果により成績をつける(提出するレポートは2通となり、各レポート50点で計100点)。レポート2通の合計60点以上を合格とする。 ・提出期限までにレポートの提出が無いものは成績評価の対象とせず不合格とする。 |
履修上の注意 |
・画像処理の基本的な手法に関する知識を有していることを前提とします。 ・不合格者は再履修して下さい。 |
教員メッセージ |
・カラー画像認識アルゴリズムの基礎と応用を理解して欲しい。 ・同時に、カラー画像認識アプリケーションを実行するGUIプログラムの開発について理解して欲しい。 |
学習・教育目標との対応 | ・この授業科目は情報工学専攻の学習・教育目標の全ての項目に対応している。 |
関連科目 | ・認知情報処理演習 |
備考 |