開講学期 | 2008年度 後期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 情報工学専攻 |
対象学年 | 1 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 演習 |
授業科目名 | 情報ネットワーク演習 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 本田 泰、畑中雅彦 |
教員室番号 |
畑中:V506 本田:V607 |
連絡先(Tel) |
畑中:0143-46-5427 本田:0143-46-5465 |
連絡先(E-mail) |
畑中:hatanaka@wil.csse.muroran-it.ac.jp 本田:honda@csse.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜日13:30-14:30(本田) 火曜日16:15-17:15(畑中) |
授業のねらい |
この授業では,情報ネットワークのなかでも並列コンピュータによる並列計算の基本原理に基づきPVMシステムを用いて並列プログラミングを実践する. 行列演算の並列プログラミングを行いその負荷分散や速度向上度を検討する. |
到達度目標 |
1)分散型並列コンピュータを具体的に実現するPVMシステムをインストールし利用可能な環境を構築する.(25%) 2)行列演算の並列計算アルゴリズムを理解する.(25%) 3)行列演算の並列計算プログラムを作成し正しい計算結果であることを確認する(25%) 4)行列演算の並列計算における負荷分散と速度向上度を検討する(25%) |
授業計画 |
1週目:この演習における注意事項の説明 2週目:PVMシステムのインストールと環境構築(1) 3週目:PVMシステムのインストールと環境構築(2) 4週目:行列和に関する並列アルゴリズムの理解 5週目:行列和に関する並列アルゴリズムの実装と演算実行(1) 6週目:行列和に関する並列アルゴリズムの実装と演算実行(2) 7週目:行列ベクトル積に関する並列アルゴリズムの理解 8週目:行列ベクトル積に関する並列アルゴリズムの実装と演算実行(1) 9週目:行列ベクトル積に関する並列アルゴリズムの実装と演算実行(2) 10週目:行列積に関する並列アルゴリズムの理解 11週目:行列積に関する並列アルゴリズムの実装と演算実行(1) 12週目:行列積に関する並列アルゴリズムの実装と演算実行(2) 13週目:線形連立方程式に関する並列アルゴリズムの理解 14週目:線形連立方程式に関する並列アルゴリズムの実装と演算実行 15週目:負荷分散と速度向上度に関する検討 |
教科書及び教材 | |
参考書 | Barry Wilkinson, Michael Allen:”Parallel programming” PRENTICE HALL |
成績評価方法 | 演習の実施状況および演習実施報告発表会を2名の教員により総合的に評価する. |
履修上の注意 |
コンピュータの構造やネットワークについて基本的な事柄を理解していることが望ましい. 80%以上の出席が必要(未満の場合は、非履修とみなす) |
教員メッセージ |
行列演算は様々な応用場面で利用する重要な数値計算であると同時に膨大な計算量を必要とする典型的な数値計算例である. 身近なパソコンなどを分散型並列計算機として構築し計算速度の向上をはかることが可能であることを体験実感してほしい. |
学習・教育目標との対応 | この授業科目は情報工学専攻の学習・教育目標の全ての項目に対応している. |
関連科目 | 情報ネットワーク特論 |
備考 |