開講学期 2008年度 前期
授業区分 週間授業
対象学科 公共システム工学専攻
対象学年 1
必修・選択 選択
授業方法 講義
授業科目名 地盤工学基礎
単位数 2
担当教員 川村志麻
教員室番号 A225
連絡先(Tel) 0143-46-5282
連絡先(E-mail) skawamur@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 水曜日12:00〜12:50
木曜日12:00〜12:50
授業のねらい 土質力学体系の根幹をなす有効応力の概念を理解するとともに、地盤内の応力の算定方法、圧密現象と土のせん断強さに関する基本的な考え方を習得する.さらに、これらの基礎知識がどのように地盤防災や地盤環境問題に適用されるのかを学ぶ.
到達度目標 1.有効応力の概念を理解し,土中の鉛直有効応力と静水圧を算出することができる.
2.地盤内の応力分布を理解し,半無限弾性地盤上の分布荷重による地盤内応力を算出できる.
3.テルツァギーの一次元圧密理論を理解し,圧密方程式を誘導できる.
4.粘土地盤の最終圧密沈下量の算定と圧密過程における沈下量の経時変化を説明できる.
5.モールの応力円を理解し,土のせん断強さを説明できる.
授業計画 1週目 有効応力の概念と土中の有効応力と静水圧の算定
2週目 有効応力の意味合いと不飽和土のサクション
3週目 地盤内の応力分布
4週目 土の圧密と圧縮
5週目 テルツァギーの一次元圧密理論−圧密方程式の誘導と解
6週目 圧密試験と整理法
7週目 粘土地盤の最終圧密沈下量の算定と経時変化
8週目 正規圧密粘土と過圧密粘土,二次圧密
9週目 土のせん断強さの表現法
10週目 物体内に生じる応力,モールの応力円
11週目 モール・クーロンの破壊規準
12週目 土のせん断試験の種類
13週目 非排水せん断強さ
14週目 強度増加率
15週目 間隙圧係数と砂質土のせん断強さ
教科書及び教材 教科書:土質力学,足立格一郎著,共立出版株式会社,定価(3900円+税)
参考書 土質力学,石原研而著,丸善,定価(3200円+税)(図書館に所蔵有り)  
成績評価方法 授業中に提示する課題に対するレポートを総合して、80点以上を優、79点〜70点を良、69点から60点を可、59点以下を不可と評価する。また、出席70%を履修条件とする。出席に満たないものは成績評価の対象としない。
履修上の注意
教員メッセージ 建設システム工学科を卒業した学生以外を対象とします。
学習・教育目標との対応 公共システム工学専攻
(1)分析・解決能力
関連科目 地盤防災工学
備考