開講学期 | 2008年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 |
建設システム工学専攻 公共システム工学専攻 |
対象学年 | 1 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | |
授業科目名 | 環境衛生工学特論 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 吉田英樹 |
教員室番号 | A-224 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5278 |
連絡先(E-mail) | gomigomi@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | (火)12:00-12:55、(木)12:00-12:55 |
授業のねらい | 本特論は、環境衛生工学における環境リスクの基本概念や定量的な評価法について学び、特に日本の環境保全のため用いられている環境基準について、環境リスク評価の考え方からどのように規定されているのかを学ぶ。さらに環境リスクマネジメントの考え方を理解し、環境リスクを考慮した環境政策の進め方を学ぶ。 |
到達度目標 | 水質・大気・土壌に係わる環境リスク評価について定量的に計算する手法を理解する。特に現在の日本の環境におけるバックグラウンドレベルでの環境リスクを定量的に計算できるようになる。さらに日本における廃棄物最終処分場に起因する環境汚染現象を具体的に理解するとともに、環境リスク評価、環境リスクマネジメントの応用法を理解する。 |
授業計画 |
第1回 授業の進め方の説明、環境リスクとは何か 第2回 環境基準における環境リスク評価 水質(1) 第3回 環境基準における環境リスク評価 水質(2) 第4回 環境基準における環境リスク評価 水質(3) 第5回 環境基準における環境リスク評価 大気(1) 第6回 環境基準における環境リスク評価 大気(2) 第7回 環境基準における環境リスク評価 土壌(1) 第8回 環境基準における環境リスク評価 土壌(2) 第9回 廃棄物最終処分場における環境リスク評価・マネジメント(1)有害廃棄物の管理 第10回 廃棄物最終処分場における環境リスク評価・マネジメント(2)汚染物質の輸送現象 第11回 廃棄物最終処分場における環境リスク評価・マネジメント(3)環境監査 第12回 廃棄物最終処分場における環境リスク評価・マネジメント(4)物理化学生物学的プロセス 第13回 廃棄物最終処分場における環境リスク評価・マネジメント(5)埋立処分 第14回 廃棄物最終処分場における環境リスク評価・マネジメント(6)環境リスク評価 第15回 廃棄物最終処分場における環境リスク評価・マネジメント(7)環境リスクマネジメント |
教科書及び教材 | 適時資料を配付する |
参考書 |
M.D.LaGregaら著Hazardous Waste Management,2001,McGraw-Hill 中西準子著:演習環境リスクを計算する,2003,岩波書店 田中信寿著:環境安全な廃棄物埋立処分場の建設と管理,技報堂 大島康行ら著:理科年表環境編 丸善 |
成績評価方法 | 試験(50%)及びレポート(50%)で評価し、60点以上を合格とする。不合格者は再履修とする。 |
履修上の注意 | |
教員メッセージ | 今日の環境政策を進めるにあたっては、環境リスク評価あるいはマネジメントの考え方を基礎として、定量的な評価に基づいた政策決定が必要です。この授業を通して、環境リスクという概念やその計算法を身につけてください。 |
学習・教育目標との対応 | (1)分析・解決能力 |
関連科目 | |
備考 |