開講学期 | 2008年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 公共システム工学専攻 |
対象学年 | 1 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | 公共システム構造論 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 二宮公太郎 |
教員室番号 | N351 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5822 |
連絡先(E-mail) | ninom@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 授業開始時にお知らせします。 |
授業のねらい |
公共システムという概念の内容と構造を明らかにすることを目的とする。生産活動という概念 から始め、それの歴史を振り返ったのち、公共システム確立の必要性を説く。 |
到達度目標 |
現代の人間は、科学・技術に基づく生産活動を通して自然に働きかけ、しかもこの活動は必ず 社会的な経済過程の内で為される。しかし、現代の経済過程のうちで拡大し過ぎた生産活動は、 それが拠って立つ自然に過大な負担を強い、その内で生きる人間自身の生活にも不安をもたらし ている。このような状況を前に、<公共>性に立脚した<政策>という契機を通して、否定的な 結果から、人類の幸福という生産活動本来の目的へ立ち返る、一つの<システム>の構築が必要 であることを理解する。 |
授業計画 |
第1章 生産活動という概念 第1週 科学・技術、自然、社会、生産する主体としての人間 第2週 経済過程、生産と消費、市場経済 第3週 エネルギー、環境 第4週 受容する者としての人間 第2章 生産活動の歴史 第5週 生産力の拡大 第6週 戦争と環境破壊 第7週 理性の不完全性 第3章 理性の目的と結果 第8週 人類の幸福という目的 第9週 人類の不幸という結果 第10週 理性を批判するのもまた理性 第11週 人類の幸福を回復するのもまた科学・技術 第4章 システムという概念 第12週 再び人類の幸福へ 第13週 結果から目的へとフィードバックできること 第14週 公共性に立脚した政策の必要性 第15週 公共システムの確立 |
教科書及び教材 | 教科書に替わるプリントを配布する。 |
参考書 | 適宜資料を配布する。 |
成績評価方法 |
4回のレポートにより評価する。各レポートは25点満点。成績はこれらを合算し、100 点満 点で評価する。60 点以上を合格とする。 |
履修上の注意 | |
教員メッセージ | |
学習・教育目標との対応 | (2)マネージメント能力(1単位分)、(4)公共政策の立案能力(1単位分) |
関連科目 | |
備考 |