開講学期 2008年度 前期
授業区分 週間授業
対象学科 航空宇宙システム工学専攻
対象学年 1
必修・選択 選択
授業方法
授業科目名 高速空気力学特論B
単位数 1
担当教員 杉山 弘
教員室番号 B208
連絡先(Tel) 0143-46-5364
連絡先(E-mail) sugiyama@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 月曜日 16:30−17:30, 木曜日 16:30−17:30
授業のねらい 広い空間内を高速で運動する物体まわりの流れ,いわゆる外部流れの性質と解析方法について理解でき,応用できること.
到達度目標 1.一次元波動方程式が導出でき,式の物理的意味が理解できること.
2.二次元超音速流れの性質,超音速風洞の原理が理解,応用できること.
3.超音速流中におかれた物体(翼,軸対称物体,超音速航空機)の空力特性(流れの性質,揚力,抵抗など)が理解,応用できること.
4.極超音速流中におかれた物体(円錐物体,鈍頭物体,スペースプレーン,極超音速航空機)の空力特性と空力加熱が理解,応用できること.
授業計画 第1回 圧縮性流れの基礎
第2回 一次元波動方程式の導出と物理的意味
第3回 超音速流中におかれた物体(翼,軸対称物体,超音速航空機)まわりの流れ特性(その1)
第4回 超音速流中におかれた物体(翼,軸対称物体,超音速航空機)まわりの流れ特性(その2)
第5回 超音速風洞の原理と応用
第6回 極超音速流中におかれた物体(円錐物体,鈍頭物体,スペースプレーン,極超音速航空機)まわりの流れと空力加熱
第7回 超音速インテークの流れ特性と設計
第8回 まとめ
教科書及び教材 牧野光雄著 「航空力学の基礎」 産業図書(1989)
相原康彦・森下悦生著 「応用空気力学〜次世代航空機をめざして〜」 東京大学出版会(1991)
他に授業に必要な資料は適宜プリントとして配布する. 
参考書 1.松尾一泰著「圧縮性流体力学〜内部流れの理論と解析〜」理工学社(1994)
2.杉山弘・遠藤剛・新井隆景著「流体力学」森北出版(1995)
3.Aerodynamics, by L. J. Clancy, Pitman Publishing, 1975.
4.Hypersonic Flow Theory, W. D. Hayes and R. F. Probstein, Vol.1, Inviscid Flows, Academic Press, 1966.
5.Intake Aerodynamics, by J. Seddon and E. L. Goldsmith, AIAA Education Series, 1999.
6.A History of Aerodynamics and Its Impact on Flying Machines, by John D. Anderson, Jr., Cambridge University Press, 1997.
 
成績評価方法 レポート(80%)と小テスト(20%)により評価する.100点満点中,60%以上を合格とする.
履修上の注意
教員メッセージ
学習・教育目標との対応 学習・教育目標
1.システムを構成する基礎となるキーテクノロジーを分析・評価できる能力の修得
2.各要素技術をシステムに構築し,システムとして評価できる能力の修得
に対応している.
関連科目 高速空気力学特論A
数値流体力学特論A,B
応用計算力学特論
飛行力学特論A,B
燃焼工学特論A,B
ロケット推進工学特論A,B
ジェット推進工学特論
極超音速推進工学特論
備考