開講学期 | 2008年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 応用化学専攻1年次 |
対象学年 | 1 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | ゼミナール形式 |
授業科目名 | 有機金属化学特論 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 星野行男 |
教員室番号 | N−159 |
連絡先(Tel) |
0143-46-5727 |
連絡先(E-mail) | hoshino@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 月曜日14:00〜16:00 |
授業のねらい | 学部教育ではあまり触れられなかった有機金属化合物、特に有機遷移金属錯体について、その基本的概念や触媒特性、更にそれらの有機合成反応への応用生に関する専門的知識を深める。 |
到達度目標 |
1. 有機金属化合物の基本的概念とその研究法を理解する。 2. 有機遷移金属錯体の反応特性とその要因について理解する。 3. 有機遷移金属錯体におけるリガンド(配位子)の役割を理解する。 4. 有機遷移金属錯体を触媒として用いた代表的な有機合成反応例を学ぶ。 |
授業計画 |
授業はゼミナール形式で行う。各自に予め配布された有機遷移金属錯体に関する総説論文(英文)を中心として各自があてがわれた部分を朗読翻訳し、それに対して教員が質問や補足説明を行う。 1. 序論 2. 炭素−金属σ結合 3. 炭素−金属π結合 4. 炭素−金属結合の安定性 5. 炭素−金属非局在化π結合 6. フェロセン 7. π−アリル錯体 8. オレフィンにおける二重結合の異性化反応 9. コバルト錯体・オキソ反応 10. 有機鉄錯体によるオレフィンの異性化反応 11. σ−πリガンド交換と転位反応 12. パラジウムおよび他の第8族金属による異性化反応 13. 総括 |
教科書及び教材 | 教材:プリント |
参考書 | 山本明夫著 「有機金属化学−基礎と応用」 裳華房 (附属図書館蔵) |
成績評価方法 | 各自3回程度順番が廻ってくるが、その都度英文の発音の正確度、和訳の適性度、内容の把握度などを総合的に評価して平均し、出席状況を加味して判定する。60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 |
授業を3分の2以上出席しなければ履修したものとは認めない。 |
教員メッセージ |
自分に順番が当たっている日にやむを得ず欠席する場合は前もって申し出ること。無断で欠席するとその日の授業がそれ以上進まなくなり他の人たちに迷惑をかけるので、評価が極端に下がるので注意すること。 またこの授業は有機金属化学について学ぶと同時に英語論文の読み方に慣れ親しむことも目標としていることを申し添える。 |
学習・教育目標との対応 | |
関連科目 | 学部における有機化学関連科目すべて |
備考 |