開講学期	2008年度 前期
授業区分	週間授業
対象学科	電気電子工学専攻
対象学年	1
必修・選択	選択
授業方法	講義
授業科目名	量子物性特論
単位数	2
担当教員	中根英章
教員室番号	F305
連絡先(Tel)	0143-46-5548
連絡先(E-mail)	nakane@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー	火曜日　16:00〜18:00
授業のねらい	電子素子は物性論に基づいて作られている。物性論は量子力学が理解できてはじめてその意味することが納得できる。この講義では、量子力学の物性論に関係する部分を理解する。
到達度目標	電子は本来波動として扱わなくてはならないが、古典的粒子として扱っても多くの電子素子ではおおよその動作は理解できる。しかし現実の動作との間には大きな解離がある。人間の直感に近い古典論が適用できる限界を示すものとしての「エーレンフェストの定理」を理解できるだけの量子力学的知識を得る。
授業計画	１．ガイダンス ２．量子力学の生まれるまで（３回） ３．シュレーディンガー方程式（３回） ４．物質波の固有解（３回） ５．波動関数の性質（３回） ６．粒子の運動と波束 ７．試験
教科書及び教材	青木亮三著「わかりやすい量子力学」　共立出版 (ISBN4-320-02439-7)
参考書	講義のときに紹介する。
成績評価方法	試験を行う。６０点以上を合格とする。
履修上の注意	古典力学での「エネルギー保存則」を理解しているものとして講義する。
教員メッセージ	自分のもっている知識の「適用限界」を知っていることが、その知識の応用には欠かせない。応用の利く知識を身につけよう。
学習・教育目標との対応
関連科目	物理学、電子物性、半導体工学
備考