開講学期 2008年度 前期
授業区分 週間授業
対象学科 機械システム工学専攻
対象学年 1
必修・選択 選択
授業方法 講義
授業科目名 制御工学特論
単位数 1
担当教員 疋田弘光、花島直彦
教員室番号 A-211(疋田)、A-209(花島)
連絡先(Tel) 0143-46-5345(疋田)、0143-46-5350(花島)
連絡先(E-mail) hikita@mondo.mech.muroran-it.ac.jp
hana@mondo.mech.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 火曜日 16:30〜18:30(疋田)
火曜日 10:30〜12:00(花島)
授業のねらい ディジタルコントローラを設計する方法は大きく分けて2つある。連続時間系である制御対象を離散時間表現し、この離散時間系をベースに設計する方法と、そのまま連続時間系をベースにアナログコントローラを設計し、これを同等な性能を持つディジタルコントローラへ変換する方法である。後者の設計法はディジタル再設計と呼ばれている。ここではこの方法に基づくディジタルサーボ系を中心に講義する。
到達度目標 1.ディジタルサーボ系の基本構造を理解できる。(理解力)
2.ディジタル再設計の原理を理解できる。(理解力)
3.ディジタルコントローラの設計法を理解できる。(理解力)
4.これを具体的な設計に適用することができる。(知識力、論理力)
授業計画  第1週目 ディジタルサーボ系とは
 第2週目 アナログ要素のディジタル変換
 第3週目 ディジタル制御系の安定性
 第4週目 ディジタルサーボ系の設計目標と動特性
 第5週目 ディジタルサーボ系における各種制御法
 第6週目 ディジタル化に付随する問題と注意点
 第7週目 まとめ
 第8週目 試験
教科書及び教材 資料を配付する。
参考書 1. 本田、城谷「ディジタルサーボの理論と実践」 日刊工業社
2. 相良、和田、中野「ディジタル制御の基礎」 コロナ社
3. 美多 勉「ディジタル制御理論」 昭晃堂  
成績評価方法 試験結果で判定。60%以上を合格とする。
履修上の注意 古典制御論(学部の講義「制御工学」の内容)については熟知していること。また、学部の講義「システム制御工学」、「システム工学」を履修していると理解しやすいが必須ではない。
教員メッセージ 前期の後半に開講する。
学習・教育目標との対応 専攻の学習・教育目標の、 2-a:機械システムに関するさまざまな問題に対する解決能力、2-b:機械システムを考案・設計・製作および評価する能力 、に対応している。
関連科目 大学学部における制御関連科目を履修していることが望ましい.今後の関連科目は,ロバスト制御工学特論,非線形制御工学特論である.
備考