開講年度 | 2007 |
教育課程名 | 博士前期課程 共通科目 |
授業科目番号 | 19 |
授業科目名 | 国際関係論特論 |
開講曜日と時限 | 金曜7〜8時限 |
教室番号 | N403 |
開講学期 | 後期 |
単位数 | 2 |
対象学科・学年 | 全専攻1年 |
必修・選択の別 | 選択 |
授業方法 |
講義(Power Pointを使ったプレゼ形式で、写真等ヴィジュアルな教材を多用する。)/課題レポートに関する討論。講義資料は以下のHPに掲載し、随時更新する。
URL:http://www.mmm.muroran-it.ac.jp/~sakait/index.files/frame.htm |
担当教員 | 酒井哲也(SAKAI, Tetsuya)(国際交流センター教授) |
教員室番号 | N203 |
連絡先(Tel) | 電話番号:0143(46)5881 |
連絡先(E-Mail) |
E-mail:sakait@mmm.muroran-it.ac.jp
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オフィスアワー | (授業日に合わせ設定) |
授業のねらい |
現在日本は産業のグローバル化自体は順調に推移しているが、外交上は多くの問題を抱えている。例えば教科書問題,靖国参拝問題等に関しては、中韓の了解を得られぬどころか、外交カードとして使われ、窮地に経たされている。
前半は、産業のグローバル化に関して、自動車,航空機を中心に学び、社会に巣立つ前に日本の強みを理解する。 後半は、混迷する日本の外交問題を取り上げ、この難関を如何に切り抜け、良好な国際関係を築いて行けるか、正解なき難問に取り組み共に考える。 |
到達度目標 |
1.グローバル企業の代表である日本の自動車/航空機産業の実態を理解し、研究者或いは技術者のたまごとして、グローバルな視野を持つことの大切さを体得する。
2.各国の利害が絡む複雑な国際問題に関して、その背景を理解つつその本質を見抜き、自分の意見として纏めることが出来る。(理解力/洞察力) 3.国際問題に関して、異文化理解と交流促進の重要性を認識し、問題解決の新たな可能性を探る。(論理力) |
授業計画 |
第1週目 シラバスの説明,イントロダクション
第2週目 自動車産業1:ドイツ車と日本車の性能比較 第3週目 自動車産業2:アメリカで日本車が受けるわけ 第4週目 自動車産業3:開発途上国での日本車の関わり 〔第1回レポート〕 第5週目 航空機産業1:第二次大戦中/戦後の名機 第6週目 航空機産業2:日欧米合作機”ボーイング777”の登場 第7週目 航空機産業3:欧米の開発競争における日本の関わり 〔第2回レポート〕 第8週目 歴史教科諸問題1:日本vs.韓国 第9週目 歴史教科諸問題2:日本vs.中国 第10週目 ミャンマー他の民主化問題 〔第3回レポート〕 第11週目 EU拡大と主導権争い 第12週目 ASEANの拡大と東アジア共同体構想 第13週目 日本の国連受任理事国入り問題 〔第4回レポート〕 第14週目 北朝鮮の日本人拉致問題 第15週目 今後の日本外交&纏め 第16週目 定期試験 |
教科書及び教材 |
前半:なし 講義資料は基本的に配布しない。但し、授業直後にWEBに掲載し、自由に復習可能な状態にする。
第8〜9週:鳥海 靖著「日・中・韓・露 歴史教科書はこんなに違う」扶桑社¥1,600 第15週:岡崎久彦著「この国を守るための外交戦略」PHP研究所[PHP新書]\756, 2007年 |
参考書 |
レポートに作成時に参考となる資料は、必要に応じて配布する。
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成績評価方法 | 60点以上を合格とする。その成績は,定期試験60%,レポート40%の割合で評価する。レポートに関しては、基本的に3回目の講義が終わった毎に課す。更に、次回の授業の始にその内容について皆で討論し、前向きな発言を評価する。レポートの内容に関しては、質問の要点を外さず、背景を理解した上で、自分の考えを明示できているものを、高く評価する。 |
履修上の注意 |
1)70%以上の出席が必要(授業カードにて出席を取る)。
2)授業中及びオフィスアワーなどでの質問も大歓迎。 3)特別の理由がある場合を除き、再試験は行わない。 |
教員からのメッセージ |
グローバルな開発競争と国際問題を共に学ぼう。
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学習・教育目標との対応 | |
関連科目 | |
その他 |