開講年度 2007
教育課程名 博士前期課程 共通科目
授業科目番号 16
授業科目名 メンタルヘルス特論
開講曜日と時限 木曜1〜2時限
教室番号 A309
開講学期 後期
単位数 2
対象学科・学年 全専攻1年
必修・選択の別 選択
授業方法 講義及び演習
担当教員 保健管理センター 蔵本信比古
教員室番号 M204
連絡先(Tel) 0143-46-5851
連絡先(E-Mail) kuramoto@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 火曜9:00〜11:00
授業のねらい  メンタルヘルス(精神保健)は極めて広範な領域であるが、ここではことばの進化、情動、コミュニケーション、心の理論などについて、主として心理学的な観点から学ぶ。なお、より理解を深めるため最近の脳科学の知見も適宜参照する。
到達度目標 次の各事項を到達の目標とする。
A.ことばや情動の背景を理解し、日常生活のコミュニケーションに役立てることができる。
B.社会性について理解し、日常生活の対人交流に役立てることができる。
C.将来のリーダーとして、対人関係を支えるものに気づくことができる。
授業計画 第1回:講義「脳科学と心理学(1)」〜脳機能局在論〜
第2回:講義「脳科学と心理学(2)」〜脳関連の心理学的症状〜
第3回:講義「ことば、それ以前」〜歌うネアンデルタール人〜
第4回:講義「脳のなかの幽霊、ふたたび見えてきた心のしくみ」〜同名のテキスト第5章「神経科学−新しい哲学−」を中心に講師が概略を紹介する〜(以後第12回まで複数の受講者で各章を分担して講読を進める)
第5-6回:演習「第1章 脳の中の幽霊」
第7-8回:演習「第2章 信じることと見ること」
第9-10回:演習「第3章 アートフルな脳」
第11-12回:演習「第4章 紫の数字、鋭いチーズ」
第13回:講義「マインドブラインドネスと心の理論」
第14回:講義「心と脳」
第15回:講義「精神の自由」
教科書及び教材 「脳のなかの幽霊、ふたたび見えてきた心のしくみ」ラマチャンドラン著(角川書店:2005年:1575円)
参考書 「歌うネアンデルタール人」ミズン著(早川書房:2006年:2310円)
「自閉症とマインドブラインドネス」バロン−コーエン著(青土社:2002年:2730円)
「心の理論」子安増生著(岩波書店:2000年:1260円)
成績評価方法 平常点50点、レポート50点とします。
履修上の注意 なし
教員からのメッセージ 講読はテキストの字句の疑義解釈ではなく、一つのプレゼンテーションと考えてください。自分なりに触発され感じたことを、自由な形式で発表していただき、議論ができたらいいと思っています。
学習・教育目標との対応 <JABEEの学習・教育目標との関連>
基準1-(1)-(g)自主的、継続的に学習できる能力
関連科目 なし
その他 なし