開講年度 2007
教育課程名 博士前期課程 専攻別科目 
授業科目番号 22
授業科目名 応用化学特別講義
開講曜日と時限 集中講義
教室番号 U301
開講学期 前期
単位数 2
対象学科・学年 応用化学専攻1年
必修・選択の別 選択
授業方法 講義
担当教員 原口謙策(HARAGUCHI, Kensaku)(非常勤講師)
教員室番号 H214(杉岡正敏教員室)
連絡先(Tel) 授業後に相談下さい。(教育システム委員または学科長)
011-857-8457
連絡先(E-Mail) Haraguchi-kensaku@aist.go.jp
オフィスアワー
授業のねらい 主題は物質の認識と分離の化学である。種々の化学的認識法及び分離法について学ぶ。特に二相間の物質分配を利用する方法の微量金属分析、レアメタルの湿式精錬、水処理技術等への適用例を中心に紹介し、化学的な物質の認識、分離技術の理解の重要性を示す。
到達度目標 1. 物質の認識と分離技術についての知識を会得する。(30%)
2. 二相間の物質分配現象、及びその応用について理解する。(40%)
3. 物質の化学的認識と分離技術の重要性を認識する。(30%)
授業計画 講義は5日(1日3講義分)に分けて集中的に行う。
スライドショー及び板書による。
1日目:分析化学への導入、物質の認識と分離技術の発展
2日目:種々の分析法(ICP-MS, 電気化学的方法など)
3日目:液〜液分配を利用する分離と分析および工学的応用
4日目:固〜液分配を利用する分離と分析および工学的応用
5日目:最近のトピックス(ファイトレメディエーション、
    天然資源など)
教科書及び教材 特になし。必要に応じ、参考資料のプリントを配布する。
参考書 日本分析化学会北海道支部編「分析化学反応の基礎」(培風館)日本分析化学会北海道支部編「膜と界面」(学会出版センター)。C.Vandecasteele & C.B.Block 著(原口紘き他訳)
「微量元素分析の実際」(丸善)など。
成績評価方法 出席状況、授業中の態度(40%)とレポートおよびテスト(60%)
で評価する。
履修上の注意 講義には可能な限り出席すること。
知識・理解の向上のため適宜試験を行う。
教員からのメッセージ 新素材、生命現象から地球環境、宇宙の科学まで「事物」を分子レベルで解明しようとするとき、いつも物質の認識・識別、及び分離・精製技術の問題が関わって来ます。そのような問題に直面したとき、どんな戦略で問題に取り組むかを決定するには、基礎的な化学反応及び分離手法の理解が大切です。

学習・教育目標との対応
関連科目
その他