開講年度 2007
教育課程名 博士前期課程 専攻別科目 
授業科目番号 18
授業科目名 超伝導物性学
開講曜日と時限 月曜3〜3時限
教室番号 N103
開講学期 前期
単位数 1
対象学科・学年 材料物性工学専攻2年
必修・選択の別 選択
授業方法 講義
担当教員 永田正一 (NAGATA, Shoichi)
(材料物性工学科・応用物理講座)
教員室番号 K-603
連絡先(Tel) 0143-46-5612
連絡先(E-Mail) naga-sho@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 月曜日16:00-18:00
授業のねらい 超伝導の実験事実に関する正確な知識を得ること。
超伝導電子論の基本および超伝導の応用例を理解
する。
到達度目標 (1)超伝導現象について基本的な実験事実を正確に
   述べることができる。(知識力)
(2)量子論に基づく超伝導電子論の概念や考え方を
   理解できる。(論理力)
(3)超伝導の実用・応用例を理解し具体的に説明
   できる。(理解力)
授業計画 ○ 超伝導物質:
  単元素,合金,金属間化合物,有機物,
  酸化物,硫化物,その他
○ 抵抗率の温度変化:
  絶縁体,半導体,半金属,金属,超伝導体
○ 臨界温度,臨界磁場,臨界電流
○ 完全導体と超伝導体の違い
○ マイスナー効果,ロンドン方程式,磁場侵入長
○ 第一種超伝導体と第二種超伝導体
○ BCS 理論:
  クーパーペア
  エネルギーギャップ
  コヒーレンス長
○ジョセフソン効果
○ 超伝導の応用:
  電磁推進船
  磁気浮上リニアモーターカー
  超伝導量子干渉計
  心磁計
  脳磁計




教科書及び教材
参考書 (1)ローズ-インネス, ロデリック著 
  (島本 進, 安河内 昴 訳)
  「超電導入門」産業図書出版 定価(3500円)
(2) 村上 雅人 著 
  「高温超伝導の材料科学」内田老鶴圃出版
  定価(3600円+税)
(3) 長岡洋介 著
  「極低温の世界」岩波書店 

成績評価方法 課題レポートによって評価する。
履修上の注意 (1)80%以上の出席が必要(未満の場合は,非履修と
  みなす)。
(2)質問は大歓迎。
(3)不合格者は再履修すること。
教員からのメッセージ レポ−トは自力で作成すること。見やすい文字や
書き方を心がけること。
学習・教育目標との対応
関連科目
その他